STEPHANE GUILLAUMEは新進気鋭の若手マルチリード奏者。STEPHANE HUCHARD(d)のリーダー作、TOUTAKOOSTICKS(Blue Note)でGUILLAUMEの演奏を聴いて以来「おぬし、只者ではないな!」とひそかに注目していましたが、やはりリーダー作を出してくれました。
2曲を除いて全てがGUILLAUMEのオリジナル。楽曲は変拍子を多用するなど変化に富んだかなり凝ったつくりになっていますが、わざとらしさを感じさせずすんなりと耳に入ってきます。曲自体がよく書けているうえに充分に練られているからなのでしょう。
フルートとアコースティックギターの牧歌的なデュオや、フルート、バスクラリネット、ヴィブラフォン、マリンバの癒し系アンサンブルがあいだに挟まりますが、概ねはシリアス路線です。部分的にアブストラクトな表現もありますが、けっして難解ではありません。曲によってエレクトリックベースが入ったり、エレクトリックギターやフェンダーローズが効果的に使われています。
フルートとアコースティックギターの牧歌的なデュオや、フルート、バスクラリネット、ヴィブラフォン、マリンバの癒し系アンサンブルがあいだに挟まりますが、概ねはシリアス路線です。部分的にアブストラクトな表現もありますが、けっして難解ではありません。曲によってエレクトリックベースが入ったり、エレクトリックギターやフェンダーローズが効果的に使われています。
「ドラムスが光ってるやん!誰やろ?」と思ったら、ANTOINE BANVILLEでした。あとのメンバーは知らない人ばかりですが、各楽器のアンサンブル、ソロともになかなかに良い演奏で聴き応えがあります。
この素晴らしい作品をお聴きになれば、STEPHANE GUILLAUMEが豊かな才能とオリジナリティを持つアーティストだということがよくお分かりになると思います。今後もこの人からは目が離せませんよ。
■STEPHANE GUILLAUME / ♯1 SOUL ROLE (O+Music OP104)
STEPHANE GUILLAUME (ts, as, ss, fl, afl, cl, bcl)
STEPHANE GUILLAUME (ts, as, ss, fl, afl, cl, bcl)
ANTOINE BANVILLE (ds)
MARC BURONFOSSE (b)
PAUL-CHRISTIAN STAICU (p, Fender Rhodes)
CLAUDE EGEA (flh, tp)
DAVID PATROIS (vib, marimba)
FREDERIC FAVAREL (g, el-g)
DANIEL YVINEC (el-b)
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