先日読んだ本「日本の色を歩く」は染色家の吉岡幸雄さんの色を巡る、旅に関するエッセーです
日本の伝統色にまつわるエピソードがたくさん書いてありとても勉強になったのですが中でも感動したのが、「茜色 」に関するお話です。
東京都青梅市にある「武蔵御嶽神社(ムサシミタケジンジャ)」には国宝「赤糸威鎧兜(アカイトオドシヨロイカブト)」が奉納されています。
平安時代後期の作で約800年前に作られたそうです。
その鎧兜に明治36年修復がほどこされました。
特に傷みのはげしかった袖の威部分(威…組みひもで綴られた部分)は当時最新のヨーロッパ製の化学茜で絹糸を染めて補修されたそうです。
そしてそれから約100年後の現在、補修された部分は退色し茜色だったところは珊瑚色に変色してしまいました。
一方で平安時代に染められた茜染めの部分は全く色あせず鮮やかな茜色を保っているというのです
すごいではありませんか
800年も前の私たち日本人のご先祖様の技術に感激です
今では日本茜で染めたものを目にすることはほとんどなくなってしまいましたが、細々とでも昔ながらの伝統を守り続けておられる方々がいらっしゃるそうです。
何をするにも便利で手軽な世の中になりつつありますが、やはり本物の良さに変わりはないようです
「武蔵御嶽神社」ぜひ行ってみたいと思います。
(神社好きですし…)
日本の伝統色にまつわるエピソードがたくさん書いてありとても勉強になったのですが中でも感動したのが、「茜色 」に関するお話です。
東京都青梅市にある「武蔵御嶽神社(ムサシミタケジンジャ)」には国宝「赤糸威鎧兜(アカイトオドシヨロイカブト)」が奉納されています。
平安時代後期の作で約800年前に作られたそうです。
その鎧兜に明治36年修復がほどこされました。
特に傷みのはげしかった袖の威部分(威…組みひもで綴られた部分)は当時最新のヨーロッパ製の化学茜で絹糸を染めて補修されたそうです。
そしてそれから約100年後の現在、補修された部分は退色し茜色だったところは珊瑚色に変色してしまいました。
一方で平安時代に染められた茜染めの部分は全く色あせず鮮やかな茜色を保っているというのです
すごいではありませんか
800年も前の私たち日本人のご先祖様の技術に感激です
今では日本茜で染めたものを目にすることはほとんどなくなってしまいましたが、細々とでも昔ながらの伝統を守り続けておられる方々がいらっしゃるそうです。
何をするにも便利で手軽な世の中になりつつありますが、やはり本物の良さに変わりはないようです
「武蔵御嶽神社」ぜひ行ってみたいと思います。
(神社好きですし…)