こんにちは。
アイロワックです。
明日の定休日を前にノーゲスト・デイであった為、早々に今月の月次経理処理を終えてしまいました。
まるで閉店したかのようなご予約状況にひょっとして過去最低売り上げを叩き出してしまったのでは、、、と冷や冷やしていたんですが、一応は前年度を上回っておりひとまず安心。(それだけ昨年も酷かったということだと思いますが、、、汗)。
そんな時間のある中でせっせとしていたのが書棚の整理です。
ここ数年、今まで読んでいた本をつまらないと感じるようになったと先の某女優さんのエントリーでも書きましたが、彼女の晩年の書籍を読んでいた時にも感じたこと。
改めて本棚の並びを見ていると若い頃は特に「魅力的に年を重ねた大人の女性」の本を好んで読んだように思います。
全く同じような生き方はしないだろうけれどもどこか憧れの様な気持ちで読んできた多くのエッセイたちですが、いざ自分も年を取ってみるとそこに押し寄せるのは現実との残酷なまでのズレ、、。
いかにも軽やかに美しさを維持しているかのように書かれていても実際自分も同じような年になってみて思うのは、若さやスタイルを維持するはそう簡単ではないということ。
モデルさんや女優さんの「何にもしていない」は「実は色々している」ということと同じ、先人たちは「好きに生きているのよ~」というポーズで並々ならぬ努力をしていたということがこの年になってやっとわかりました。
運動や食事制限は勿論、ジムに通ってパーソナルトレーナーをつけたり時間のみならず出費もそれなり。
所謂セレブのような方も多いので、単純に生活水準が違い過ぎて参考にならないという側面もあります。
私も途中までは食事制限をしてみたりせっせとヨガに通ったりしていましたし、それなりに効果もあったのですが、なんか違うという違和感が拭えなくなっていきました。
外見を維持するためにお金を使うよりもっと別のことに使いたい、、。
そう思い始めて好きに生活をしているうちに五十路に突入していたわけですが、気付いたら驚くほどに太っており、健康診断で初めて血圧のことを言われたときには「ついに来たか、、、!」と正直仰け反りました。
ですが、その状況を前に危機感を感じて痩せたいと思うかというとそうでもなく、これはこれでいいんじゃない?という、寧ろやっと外見へのこだわりから解放されたような清々しい気持ちになったのです。
長くいるのが美容業界ということもあるのでしょうか?
どこか人より身綺麗にしていなければ、、、という切迫観念のようなものがあったように思うのですが、本当にそれって必要か?ということ。
モデルさんや女優さんなどパブリックなイメージがある人が仕方がないかもしれませんが、一般人ですし写真撮影があるわけでもありません。
好きに食べたいものを食べ、飲みたいものを飲み、そうして大好きなMさんは89歳までこれといって大病をされずに生きていらっしゃいました。
そう思ったらより開き直ってきて、書棚にあった「魅力的な大人の女性云々」みたいな本たちは軒並み処分リストへ、それ以外でもいつかは必要になるかも、、、と取っておいた書籍を整理することにしました。
かれこれ20年近く前になってしまう在英生活でアロマセラピーを学んできたことで、帰国当初はアロマとネイルを並行でできないかと考えていました。
そのため、帰国後はマッサージベッドを購入し、友人、知人を呼んではマッサージの練習をし、マッサージ関連の専門書を何冊も揃えましたが、こうして五十路になり、今からマッサージを生業にすることはないだろうとその辺りも一気に処分。
アロマや解剖学の書籍で英語の文献は必死になって勉強した証として時々見直すと頑張っていた自分を思い出すことが出来るので取っておきたいのですが、それ以外は先ず使用することはないだろう、、。
山関連の書籍も同じ。
数年前に高尾山に登った際に足親指の爪を剥がしたり、はたまたあれだけ登った御岳山ですら帰り道に膝の痛みから歩けなくなりタクシーで帰ったり、それよりさらに高難度の山に登ることもまずないだろうと、登山関連の本も一気に処分してしまいました。
語学学習、歴史や政治関連のもの、食関連のものでもここ数年手に取ることもないような書籍も処分リストへ、そうこうするうちにこの1か月で処分した書籍は100冊以上。
それでも「わぁ~スッキリした、、!」みたいにならないのが我が家の書棚なのですが(如何せん私もどんどん買ってしまうもので、、、。)、最新ブームであるBL小説のために初めて電子書籍を導入しましたし、終活にはまだ早いとはいえ読まないと思うものはどんどん処分していこうと思います。
すっかり様変わりした我が本棚ですが、こうして年と共に書棚を更新する作業もなかなかに楽しいので、定期的にテコ入れをしていく所存。
目下お気に入りは宇野千代先生のエッセイですが、あの突き抜け方を少しは見習いたいと思います、、、。
※白洲正子や宇野千代、鈴木真砂女、、などなど、若い頃に読んでもイマイチピンと来ず、歳を取ったらまた読もうと思っていた本たち。
老いてきたことを自虐的に語るでもない、寧ろ色々なものから解放される様を軽やかに語る様にホッとするようになりました。
須賀敦子、武田百合子、沢村貞子、幸田文など、考えてみたらまだまだあることにも気付きます。
これからの、新たなレパートリーとして少しずつ読み直していこうと思います。
******************
ネイルケアルーム アイロワック
JR中央線 西荻窪駅北口 徒歩2分
完全予約制・女性限定
営業時間 10:00~22:00頃
(最終受付時間は施術内容によって異なりますので
ご相談ください。)
定休日 水曜日、木曜日(臨時休業有)
******************