金銭感覚が我が身をつくる | 囲炉裏端のブログ

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伊豆・松崎町は、観光資源に恵まれているところです。町への思いを具現化するため、互いに情報交換をよくし、住みよい町づくりを目指します。



自己形成に最高のウエイトを占めるのが「金銭感覚」だと言いたい。この経済哲学を失ったことが「家族・地方力」を失わせた原因だと考える。


われわれ庶民は、政治家・学者・メディアの発言を鵜呑みにする傾向にある。電波・視覚情報によって迷路に突入、右往左往させられる。世論調査・ビックデータにしても作為的であることを知らずして。


個々・地域によって受け止め方は違って当然なのだ。さもこれに乗り遅れると「非人間」だと言わんばかりに扱われるのが怖いのである。


私は、貧乏の家庭に生まれたことに今にして「幸せ」を思う。「積み上げ」という感覚により「自身」構築されたのである。これがなければ、私など卑屈な「世捨て人」となっていたことだろう。


まず自分の置かれた立場を認識、そこから「己の道」を探し出すことである。就職時は職人見習いとして小遣い程度しか与えられなかった。それでも親に「仕送り(送金)」ができないと詫びる。


まず「金利」に目覚める。年利1割の社債など証券会社で購入する。また、先輩の「社会勉強には株式投資」との言葉に、生活費には絶対手をつけないことを誓い、与えられた小遣いで「株式投資」を始める。電話勧誘にはのらず、「難平(なんぴん)方式」である。


贅沢をしない代わりに金銭的には苦労のない人生を過ごせたと思う。小沢一仙・依田勉三をライフワークとする「人間研究」もできた。有り難いのは一応の「健康」を保てたということだ。これも「ケチ」といわれるほどの性格が、暴飲暴食をしない「金銭感覚」の効能なのだと思う。