認知症発覚にいたるまで1/3 | プラモデルできるかな

プラモデルできるかな

初心者がミニプラモデル制作に挑戦してました

地元のかかりつけ医に父が「認知症でしょう」と言われて数ヶ月経ちます。自分のなかで情報を整理するうえでも書き残しておきたいと思います。

父の様子が変わったのは2013年の夏ごろからでした。それ以前も忘れぽっくなっていたのですが、日常生活は自立していましたし(着替えや食事、トイレは自分でできる、自動車も運転する)、問題行動もなかったので安心しきっていました。

2013年の夏、父はいつものように自動車を運転しひとりで買い物に出かけました。帰る際、自分の車をどこに駐車していたか忘れてしまったようで、炎天下のなか駐車場をウロウロ。そのうち脱水症状を起こして昏倒。偶然通りかかった人が救急車を呼んでくれて、救急病院に搬送されました。搬送先の病院でCTスキャンで頭部も見たのですが、年相応の萎縮はあるものの大きな萎縮ではなく、内出血もないので大丈夫でしょうと医師は判断されていました。
自分が病院に到着して父と話をしてみると「母の見舞いのため病院にいる(母は数年前に他界しています)」、「(倒れたときに負った傷を見て)なぜケガをしているのかわからない」と記憶が混乱しているらしく、自分が倒れたこともわかっていないようでした。その後の医師の説明で自分が外で倒れたこと、その理由が酷暑のせいだということを理解したみたいです。

以後父は夏場の外出を控えるようになり、自宅で過ごしてばかりいました。それまでは友人宅に囲碁をうちに行ったり友人と連れ立って喫茶店に出かけたりしていたのですが、そういったお誘いがあっても「一度外で倒れてしまって、医者から暑い時季は外に出ないように言われたので」と断ってしまっていました。また倒れるかも、という不安が外出する気をなくさせていたようです。
その夏父はテレビ番組をボーッと見てばかりでしたが、それでも生活には支障はありませんでしたし、夏場の外出でまた倒れられても困るので自分は気にしていませんでした。これらの件は実家から離れて暮らしている兄にも報告しましたが、問題行動もなかったので兄弟ふたりしてあまり心配していませんでした。