ずっと探している靴があります。
その靴はFlorsheim Royal Imperial The Crown96307

60年代に登場した初期ロイヤルのうちの一つです。1969年のカタログに載っているロイヤル4モデルのうちの一つで、他の3モデルは現物や画像で見たことがあるのですがThe Crownはこのカタログでしか見たことがありません。
内羽根ショートウイングで一番欲しいモデルです。
同じ内羽根ショートウイングで型番が一つ違うモデルをなおけんたさんtomojinさんがお持ちで羨ましく思っていました。


ところが、それがずっと探していた靴になりました。
なんと、とうとうゲットできてしまったのです!

THE CROWN!!
カタログと同じような感じで撮ってみました。

Instagramを見ていたらSUPER8SHOESさんが画像をアップされていまして、直ぐにこのモデルだと気づきました。
サイズは記載されていなかったので過度に期待せずに問い合わせてみたらなんとマイサイズ!
もう即決でした(^_^)V
デザインはなんてことない内羽根ショートウイング。でも細部を見ていくと凄いんです。
まずは革質、肌理が細かくてもちもち、サフィールのクレム1925を塗ってブラッシングしただけですがピカピカに輝いてくれます。
ステッチはシングルですがピッチが狭いです。
そしてこのスワンネックも特徴
出し縫いは目立ちませんが、これもピッチが狭いです。
アウトソールからだと分かりやすいでしょうか。
多少イカってますね。
そして土踏まずの絞りが効いてます。
そしてソールが立体的でビスポークのような高級感があります。
ロイヤルインペリアルの刻印
ヒールはオリジナルの嬉しいアーチラバー(^_^)
バックショットはこんな感じ。
そういえば履き口と羽根は他のロイヤルと違ってパイピング処理されていますね。

インソールは金文字がしっかり残ってます。

ライニングの小窓
初期ロイヤルインペリアルなので緑地にFLORSHEIM IMPERIALですね。

ライニング表記
FJなので69年6月製かと。

好きなアングル、格好いいです(*´Д`*)
初期ロイヤルのConcordやStratfordのガッシリ感とは真逆の繊細さを感じるCrown。
Johnston&Murphyっぽさ、そして英国っぽさも感じます。
所有しているビン靴を5足にしろと言われたら悩みますが、2足にしろと言われたら簡単です。このThe CrownとViking S-1311が2トップ。

大満足な1足(*^_^*)