今の若者は筋トレやるってなると、近所にいくらでも良いジムがあって、サプリもコンビニでもドラッグストアでもネットでもどこでも買えて、下手したらドーピングもやる気になればネットで普通に買えるわけです。
ですから、筋トレって言うとここの筋肉付けるにはこの運動みたいな情報がネットに溢れていて、後は栄養や薬物使ってってのが普通なのかもしれない。
しかし、私が筋トレしようって思った時なんて、筋トレしている人なんてスポーツ界にもほぼいなくて、一部のマニアックなボディビルディング好きみたいな人がやるものみたいな感じで、サプリなんてプロテインくらいしか無くて、そもそもサプリって言葉が無かった。栄養補助食品とか言ってたな。
で、ジムって言っても公営のジムなんて軽い鉄アレイと使いにくいマシンみたいなのがあるだけで、どれ何すれば良いの?って思ってもネットは無いし筋トレの書籍も数えるほどしか無くて、かといって私の場合は筋トレに興味あってボディビルディングに興味無かったんですね。
で、そんな状況の足しになるかと医学を学んだりしてきたわけで、そういう視点で感じていることは、今の情報と物資に溢れた現在の人々が思うことを危険だと思うわけですよ。
体が弱って動けなくなってあちこち痛くなってきたりしたら、皆さん病院行って薬貰って注射してとかすれば治るんじゃないかって思っているわけですよ。それでもだめなら手術とか。
でも、正味筋トレらしい運動無しにドーピングしても、若い人でも筋肉なんて付かないんですよ。
筋肉付けたかったら、基本は筋トレなんです。
で、筋トレして競技とかしていたら、更に上を目指して栄養だの休養だの考えることであって、まあ更にプロ目指すとドーピングとかも考えるわけですが、いくら情報が溢れてようと基本筋肉を付けようと思ったらパワーアップする筋トレするしかないわけです。
筋トレという運動をした上で、超回復を狙って栄養と休養をどう最適化するか?って話なわけですよ。
まあ、私は超回復じゃなくて、適応、成長を狙ってって言いたいのですが。
要するに若者の筋トレでもそういう考えでうまくやらないと筋肉が付かないところに、高齢で運動不足で弱りきった老人が、筋肉を付けようと筋トレを除いて休養だ栄養だ薬物だってやったって無駄なのは当然と思えるんですけど、多くのそういう筋トレ情報過多で何でも手に入る現代人は、サプリだ薬物だで筋力低下が何とかなるとか思っている。
そういう商品と情報に溢れているからそう思い込んでも仕方ないのかもしれませんが、結局それで薬物の副作用や手術の障害だけ残って動けなくなるのは当然としか私は思ってないのですが、世の趨勢としましては動けなくなった老人をプロテインだ安静だ薬物だ手術だで何とか科学の力で何とかなるだろうなんて思っているわけです。
やばい思想ですよ。
無駄な情報が多過ぎて現代人に健康な晩年はあり得なくなってますよ。