ベッド中心の生活 | 筋肉ドクターの気まぐれ日記

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Killing Timeに日記を書き候

 

 

 

今まで直接患者さんの筋トレを診てきた稀有な医師である私の目から見ると、高齢者がベッド中心の生活なんて人生を終わらせる行為でしかない。

高齢者がベッド上で安静にしていて悪化はしても何かが良くなることなんて全く期待できない。

 

しかし、私以外の医師は躊躇なく高齢者を入院させてベッド中心の生活を強いる。

患者さんを管理する上で、ベッド上にいてもらった方がモニターも付けやすいし点滴もしやすいしバイタルサインも取りやすいし薬も飲ませやすいとか、医療側の都合で強いている訳です。

そもそもベッド中心の生活をさせることに全く危機感が無いし、それに文句を言う人間がいないからだろう。

やる方もやられる方も楽で良いやんって程度の認識だろう。

その間に自身の数値に出ない(筋力測ってたら分かるだろうが)全身機能が急速に衰えているなんて思いもしないのだろう。

 

介護現場でも、そういう高齢者がいたところで、動けなくなっているのね程度の認識だろう。

 

こう思っている私は、多くの人々にとっては変わり者に映るんだろう。

でも、実際色んな患者さんの筋トレ診て、やらない患者さんも多く診て、強く実感するところなのです。