感動は前進、満足は後退 | 筋肉ドクターの気まぐれ日記

筋肉ドクターの気まぐれ日記

Killing Timeに日記を書き候

 

 

 

新宮先生がよく言われている言葉ですが、人間満足したら終わりみたいな話です。

そこから進歩しませんし。

 

ですが、ビジネス的にCS、医療ビジネス的にPSなどと、顧客満足度、患者満足度を上げて顧客数を増やしましょうみたいな話がよく出てきます。

お客さんや患者さんに満足して帰ってもらって、また来ようって思わせるって。

 

そもそも医療ってビジネス化したら医療の質が下がるのは論文が出てたりするので、私はこっち方面に行ったら医療は終わると思っていますが、そっちへ向かって爆進中の我が国ではあります。

 

世の中金金金で、自分も他人も金を求めているだろうみたいな世の中です。

しかし、世界を革新してきた人ってのは金のためじゃなかったりするわけで、恐らく少数の満足を求めない感動を求める人が変えてきたのではないでしょうか。

 

患者にいっぱい検査して薬出して注射してリハビリさせて、結局動けなくなっているけど色々やってもらって満足みたいな世の中ですが、え?自分でこういう運動すればもう一度動けるようになるの?じゃあ頑張ってみようって、気付いたらこけなくなって速く杖なしで歩いているみたいな感動を求める患者さんは少ないんでしょうし、手術も薬もなく自分は儲けてないけど患者さんは元気になったってことに感動できる医者も少ないだろうけど、そっちの方が人生前進できますよってことですかね。