現代社会の科学的と呼ばれるものは、研究者がよく観察して計測してその結果で判断するというものが多い。
そして、それが正しい絶対真理のように思っている人が多い。
しかし、世の中やってみればすぐに分かることってあるわけです。
諺にも百聞は一見に如かずと言われたり、松下幸之助翁は更に百聞百見は一験にしかずと言っている。
どれだけ傍観者が詳細に観察し記録して結果を判断しても、実践者の体験より分かることが少なかったりする。
どれだけ水泳の本を全て読破して動画を見て詳細に研究しても泳いだことが無ければ、泳ぎ尽くした人に水泳の理解が及ぶわけがない。
私は昔、酒井雄哉大阿闍梨の本を読んでいて、阿闍梨さんが常行三昧中に仏さんが飛び出してきたという神秘体験をされたことを知っていた。
しかし、御本人から直接その話を聞いた時、本人の体験談の生の声を実際に聞いて、本で読んで知っているのと格段のレベルの違い迫力の違いを感じた。
もちろん、私が実際に体験すると更に理解のレベルが上がるんでしょう(やらないけど)。
というわけで、よくいろんな勉強をした傍観者を重宝する世の中ですが、熟考した実践者に及ぶべきものではないと思うわけです。
人生はやるもので、見るもの聞くものではない。