糖質制限 | 筋肉ドクターの気まぐれ日記

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Killing Timeに日記を書き候

 

 

糖尿病は、血糖値を体が下げれなくなる病気です。

そんで、糖尿病自体は血糖値が上がるだけですが、それで腎臓に負担がかかって腎不全になって透析になったり、網膜が出血して失明したり、手足の先が循環不全起こして腐ってきたりとかが問題なわけです。

 

で、最近、血糖値が高いなら糖質摂らなければ良いやん!って糖質制限だケトン食だ、それが更に健康的でガンも主に糖質をエネルギーで増殖するから、ガンの人にも良いよ、みたいな最新栄養学みたいな感じですよね。

 

生化学の試験ではこういうの論理的に足し算引き算で間違ってないから正解って感じなんですけど、でも、そもそも糖尿病って、血糖値だけ下げれば治ってるの?って思いません?

そりゃ、血糖値上げる糖質摂らないんだったら、下がるでしょうけど、それを普通の食事に戻してまた高血糖になるなら、それって糖尿病治ってないですよね。

 

で、そういう血糖値下げる能力を耐糖能って言うのですが、これも筋肉量多いと耐糖能高いという相関あったりするみたいなんですね。

 

そもそも、糖質であろうが蛋白質であろうが脂質であろうが、普通にあるもの食べてる野生動物は人間みたいにいっぱいⅡ型糖尿病なったりしませんしね。

そう言えば糖尿病の研究者していたっておじいさんの患者さんが、みんな膵臓からインスリンが出て血糖値が下がると思ってるやろ?でも犬もマウスも膵臓取っても糖尿病にならないんだぞ、みたいなこと言ってましたが真偽は不明です。

 

で、その三大栄養素だって、これは糖質、これは脂質、これは蛋白質なんて分けるわけですが、角砂糖も飯もうどんも蕎麦もりんごもみかんもぶどうもジャガイモも薩摩芋も南瓜も全部炭水化物、糖質とか一緒くたにするってのに無理があるなって私なんかは思っちゃうわけですよ。

 

ということで、糖質制限とかケトジェニックダイエットとか、大昔のボディビルダーがやっててあかんかったやつでしょ?っていう程度の認識なんですね。結局高タンパクだけの食事してもエネルギー不足になって、筋力も落ちて筋肉に張りが無い仕上がりになるから、そういうダイエットはやめましょうみたいに私が学生頃に言われてましたからね。

 

長期的にそういう偏った食事するのって、要するに弱り続けるんだから、私はデメリット出てくると思いますけどね。

そもそも、人間肉食じゃないし。

消化器官は果実食の動物ですからね。