筋肉ドクターのmy Pick
ボディビルディングと言えばプロテインなどと昔から思われていますが、ハードゲイナーだった私の経験上、あんまり関係ない印象なんです。
たまたま貰ったり手に入れたりして、よくプロテインを飲んでいた時に、特に筋力アップした印象も無いんです。
それよりもトレーニングのやり方なんです。
もちろん良いトレーニングしたら無尽蔵に強くなるなんてことはありませんが、ずっと横ばいなのがプロテインで急になんてことは感じたことがありません。逆に急に上がったら薬物混入を疑いますかね。
そして、2度ほどササミまみれな食事でダイエットしたこともありますが、減量がしんどくてしかも徐々に筋力が落ち出すんですよね。プロテイン充足しているのに。
これはボディビルダーの方々もオンには筋力が落ちるので効かすトレーニングというのに変えている人が多いですが、要するに落ちてるんです。
昔からボディビルダーは体重kg当たり2gの蛋白質をなどと高タンパク食を勧めていましたが、岡本先生の著書によると、今は一般にそれくらいの摂取量を勧めているんですね。筋トレもしていない人がそんなの必要無いでしょうし、筋トレを抜いてビルダーのような食事だけして筋肉なんてつくわけ無いと、私なんて思ってしまいますが。
まあ、3大栄養素の炭水化物を抑えろって言ってるんだから、脂肪か蛋白質を過剰にせざるを得ないわけで、脂肪でギトギトはしんどかったら、蛋白質増やさざるを得ませんからね。
筋肉の組成が蛋白質だからそれを摂れば筋肉になるはずなんてのは、虎食べたら虎になれる理論とそう変わらないわけで、ざんねんな筋トレ図鑑でも書いたように寝たきり老人をプロテインまみれにしたところで動けるようになるわけ無いわけです。
で、筋力を落とすダイエットが正解な気がしなくて、2度ほどで私は高タンパク低カロリーなダイエットはやめました。
そして、コンテストにでることになってしまったのは、通常のボディビルダーにはあるまじきダイエットで筋力を落とさずバリバリまでは行きませんでしたが、人生初の6パックボディになれたわけです。
それから臨床的にトレーニング指導するようになって、きっちり筋トレしてもらっているのに何故か強くならない人がいましたが、そういう方はよくよく聞くと食べてないカロリー不足な人だったんですね。特に蛋白質が不足してるから付きにくいなんて印象を持ったことは一度もありません。
で、特に食事内容云々言ったことは無いのですが、きっちり運動できて強くならなかった人はいないんですよね。
昔、某日本のトップビルダーの方とお話した時に、公言はされてないかもしれませんが、若い頃に蛋白質は米だと思って米を食べ続けてた時が一番強くなったとおっしゃっている方もおられました。
なので、普通に食べていれば体は必要としている栄養素は吸収し、いらないものは出してくれるんじゃないかなと。特に食事内容云々気にしなくても強くなれるし肉食べまくらないと強くならないなんてことは全く無いなと思っています。
それよりも、心と体の使い方ですよね。
江戸時代の日本人は海外の人が驚くような体力をしていたそうですが、ほぼ米と味噌汁だったようですしね。と、以前、私が出演した番組で言ってましたしね。
日本人は心と体の使い方を幕末まで極めて行ってたのだと私は思っています。
まあ、筋トレに関しては、幕末の日本人でもまだまだだと思いますが。
老人の筋肉を維持させるサプリみたいなのも出ていますが、まあ意味無いでしょうね。