マイノリティの医療は必要? | 筋肉ドクターの気まぐれ日記

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Killing Timeに日記を書き候

 

 

私は大学時代、筋トレは極めたと思った。

整形外科医になって医療で筋力低下に筋トレをやっていると思えなかった。

外来で筋トレのチラシ配ったり筋力付けないとと筋力低下の患者さんに指導すると、もっと検査して注射したり薬出したりして下さいと言われ、理学療法士にちゃんと筋トレやってと指示出してもできない人ばっかりだった。

 

じゃあ、筋力低下にきっちり筋力上げる筋トレやってやろうと思って開業した。

マシンも作った、セミナーもしてきた。

多少のパラメディカルは反応してくれた。

 

しかし、検査して注射して薬出して理学療法士にマッサージしてもらいたい患者さんが多いし、自分で頑張って強くなって動けるようになりたい人も少ない。

パラメディカルで頑張って動けるようになってもらうより、揉み揉みしている方が実入りが大きいとそこから抜け出せない人も大多数だ。

これからも痛い体は揉み揉みして、痛み止め飲んで注射して、痛い関節は取り除いて人工関節にして、動けない体はロボットでという方向が隆盛を極めるだろう。

 

とまあまあ頑張ってきたかなと思いながら、一般ニーズが無ければ自分は強くなれているのでまあ自己満足すれば良いかなと。

動けなくなることに満足しているやる気の無い人に、極めた筋トレを教え指導するのも面倒くさい話です。

今の所、私は今も筋力増強できていますから別に私が頑張らなくても、老人らしく老衰したい大多数の人は弱れば良いんですけどね。

 

まさか普通に生活して動けなくなるなんて思わなかったという確証バイアスにやられていた人が、何とかして動けるようになりたいと気付いた人しか相手にしなくて良いのですが、そういう人はマイノリティなので難しいところです。

確証バイアスにやられ切って普通に生活してきたんだから弱るわけないと思っている人が大多数な限り、投薬注射手術ロボットリハビリテーションするのが主流であり続けそうですね。

 

まあ、私の診療所を閉めた時に、マイノリティは消滅するだけなんでね。マイノリティの患者さんは自助努力でやってもらうしかなくなるということで。