体のケア | 筋肉ドクターの気まぐれ日記

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Killing Timeに日記を書き候

 

 

なんか若いスポーツ選手で活躍すると、体のケアとか言いながら怪しげな治療家がついてモミモミしてるのとかよく見かけるが、判断力も経験も無い若い選手を依存させて、こんなもんだと思わせるのはあかんなと思います。

 
野性のチーターが速く走ると痛めるしケアした方がもっと速く怪我無く走れるとかあるならチーター同士でモミモミするでしょうが、そんなの見たことも聞いたことも無いですよね。
 
昔の武士たちが鍛練のためにモミモミしてたでしょうか?
 
スポーツ傷害は不慮の事故もあるでしょうが概ねやり過ぎで痛めた怪我が多いわけですが、そんな時は練習方法を見直さなければモミモミしても痛めますし、もっと動きを良くするには技術と能力を向上し精神のコントロールが上手くなれば達成できることであって、モミモミしたことの影響なんてほぼ無いと冷静に客観的に論理的に考えれば当然に思うわけです。
 
結構、柔道整復師でそういう人がよくいるわけですが、彼らが学校で習ってるのは柔道と怪我の応急処置ですからね。
要するに怪我の予防だパフォーマンスの向上だとモミモミしてるのは、何の根拠も論理も習ってない、言わば適当なもんですからね。
 
なんか、スポーツ業界からそういう宗教めいたモミモミ信仰を子供に刷り込むのは良くないなと思いますね。
そして、怪我した子供は未来のカリスマモミモミ治療家に憧れたりしちゃうんだろうな。
 
まあ、経済学者はそれで経済が回れば良いと言うのかもしれませんが。
喜んでくれる人がいるから売って何が悪い?ってのは麻薬の売人と同じ考え方ですからね。
 
体ってのは使えば強くなって、使わなければ廃用性萎縮で弱くなって、使い過ぎれば痛めるというルーの法則が生物には当てはまるわけで、モミモミすれば更に何か良く変わるという道理は無い。
 
なのに人間、特に現代人の多くは、運動すると体を痛め安静にすると回復するという、根拠の無い信仰を持っている。
そして、安静で弱らせた体をケアと称してモミモミする。
 
スポーツ選手は使い過ぎて痛めた体をケアと称するモミモミして安静にして弱らせて、また痛める練習に復帰して痛めるというのを繰り返している場合も多いと思う。
そんなことよりも使い過ぎない練習をし、機能を向上する筋トレを最小限行い、どんな状況でも動じない精神力を作れば、怪我もモミモミもなく強くなっていけるよと。
ここで、痛めるやり過ぎる運動と筋トレの区別がついていないスポーツ指導者が多いのも問題だ。
 
私は筋トレというケアだけで、一応今までの人生、筋力はまだ向上し続けている。