規制緩和 | 筋肉ドクターの気まぐれ日記

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Killing Timeに日記を書き候

 

 

古来、東洋では善人は一人、悪党は党するから一人でも悪党と言うものです。

なので、善人は一人なので必ず悪党に負けるそうです。

 

世の中規制緩和で、学校数規制を緩和すべきだ、緩和すれば競走が起こり、より良いものが残るはずだといった意見を聞きます。

 

しかし、歯科、柔道整復業界を見ても分かるように、規制緩和して学校を増やせば生徒の質が低下し、業界自体の人間の質が下がります。

歯科は普通の齲歯の治療では食べていけなくなり、矯正や審美を混合診療するのが当然になり、純粋に虫歯をきっちり早く治療してくれる歯医者は皆無になりました。

柔道整復は外傷を応急処置する技術をもった人のはずが、今や保険の効くマッサージ屋と化しています。

 

医学部はまだ良識のある医師が多いので頑張って学校数規制してきたのに、最近の規制緩和の波に負けそうです。

そして、学校数が増えれば医学部に入る人の質が下がり、医師の質が下がり、病気の治療を純粋にする医師は希少になるでしょう。

結局、歯科でも純粋に虫歯を治療だけしてきた善良な歯医者さんが淘汰されるわけです。

そうじゃなくて、審美だ矯正だホワイトニングだと治療と関係ないことをする悪党が経済的に生き残るわけです。

 

以前から言ってますが、治安維持活動と医療と教育はビジネス化すると劣化する職種なわけです。

なので、国の維持管理が大切なのに、国が規制緩和の名のもとにビジネス化を助長するなんて、世の中悪党が増えたんだろうなと思うわけです。

 

私の世代くらいが最後の善良な医師がいてくれる世代になるかもしれませんね。

医療崩壊しているアメリカをモデルに動いてますからね。

医療がビジネスになり、医師は商売人に劣化していくことでしょう。

善良では食べていけない世の中が近づいてます。