筋トレで嫌いな言葉 | 筋肉ドクターの気まぐれ日記

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Killing Timeに日記を書き候

 

 

私が筋トレを語る方が言う台詞で嫌いな言葉が、効かせる、追い込む、出し切るだ。

効かせるのが筋トレ、追い込むのが筋トレ、出し切るのが筋トレの本質かと思って困惑した経験のある私だけに、そう言われると違うだろー!と言いたくなる。
 
効かせる、筋肉を意識するみたいなのは、それが大切なのではなく、目的の部位が最高強度で使えているかどうかが問題ってこと。そういう動きが大事で筋収縮を意識することじゃない。
運動後にパンプしたのを、あー、効いた!と満足げな方がいるが、次回にパワーアップして筋量が増して初めて効いているんです。パンプだけなら中強度の運動でもします。
 
追い込むというと、マックスに達した後に更に多セット行うみたいな印象だが、強度が高いのは容量が多いのと違う。一気にエネルギーを消費しまくる運動が大切なのであってエネルギー消費が大きな有酸素運動してるわけではないので、最大パワーが出なくなったら終わりで良く、それ以上追い込んでも怪我のリスクが高くなったり心肺系の持久系能力が増しても、筋トレにはならない。
 
出し切るも同様に不要で、筋肉のエネルギーを使い果たすことが筋トレではなく、筋肉が単位時間辺りにどれくらいのエネルギーを出力できるかのパワーが大切なわけです。
出し切るのが重要なのではなく、一気に出し切ろうとするのが重要なのです。
 
要するに、できなくなるまで一気に思いっ切りやっちゃいましょうってのが大切なので、効かせる、追い込む、出し切るというは筋力を強くする運動としては相応しく無いと思っています。
 
 
余談として、回数を○発と言う方多いですが、これもあまり個人的には好きではありません。まあ、良いんですけどね。
 
 
更に余談としては、日本のボディビルディングコンテストでポーズの指示で「ダウン」と言うのは、英語としておかしいと思うので恥ずかしいです。伏せろってこと?
海外と同様「リラックス」で良いんじゃないの?と。