昔はRSD(反射性交感神経ジストロフィー)とか呼ばれた、CRPS(複合性局所疼痛症候群)。
腫れや痛みが長期間続き、場合によってはレントゲン上骨萎縮も急速に起こす。
軽微な外傷後でも起こるが、骨折後などでも起こしてくることがある。
それによって拘縮など重篤な後遺症を残すことも多い。
そして、それに対して昔からタワシ療法とか言って、痛い手を使ってタワシで磨く動作が有効などといったものがあるが、運動療法の究極と言えばキストレでしょうと、CRPS起こしてるなって患者さんにはどんどんキストレしてもらっている。
これが結構治療成績が良さそうで、急速に骨萎縮を起こした人でも急速に骨硬化してくるし、腫れも引いて痛みも改善しやすい。
今までの既存のリハビリで診てきたCRPSの患者さんよりも明らかに改善しているという実感がある。
下に示したのは最近の患者さんですが、開業以来何人かこういう方が改善している。
世の中CRPSで苦しんでいる方も多いでしょうし、医療従事者の皆さん、キストレで結構改善できますよ。
と言っても、現在世の中の理学療法士には、ほぼ出来ないしやれない歯痒さ。