医学論文上で筋力訓練、レジスタンストレーニングと言うと、暗黙の了解で、1RMの80%で10回3セットみたいなのが多い。
それで、筋力訓練、レジスタンストレーニングの有効性を調べている論文がほぼ全てだ。
以前、京都のどっかの教授が講演されていて、レジスタンストレーニングである無酸素運動と、有酸素運動の筋量増加に比較研究について発表されていたが、前腕の運動ということで、レジスタンストレーニングは上記の暗黙の了解の方式、有酸素は中負荷にして動かし続けるというもの。
結果的に3セットよりも、有酸素運動の方が短時間で終了しているという話だった。
私から言わせれば、どちらの運動も筋トレとしては中途半端な運動で、そりゃ効果はそんなに違いは無いだろうと思ったが、案の定有酸素の方が効果的みたいな帰結だった気がする。
私の運動分類で考えると、前腕の運動で有酸素運動は不可能だと思う。どんなに頑張っても心臓がバクバクなって息が上がることは無い。
その、中負荷で長くやったら、例えば一日スマホいじり続けたら指が有酸素運動みたいな解釈や、1RMの80%で10回3セットが筋トレみたいな、変な暗黙の了解でどの運動が有効かとか調べても意味不明と思うんですけどね。
これが意味不明だと思わない方はキストレセミナーへどうぞ。
運動の研究者の方も、聞いた方が良いと思うよ。
まあ、昔、某有名准教授の方が怒って持って来られた運動に関する医学論文は、もっと基礎的な物理でさえ無視した次元を超えた意味不明でしたが、まだまだそんなレベルの医学における運動の話。