患者さんに運動するように指示すると、「医学的に正しいんですか?」と。
その患者さんの言う医学的というのは、医学はストレスを避け安静を保つのが一番という理論だと思っているんでしょう。
そもそも、安静を指示する論文が未だ無く、運動の良好な結果を示す論文で溢れている医学ですから、医学的には正しい。
運動することは危険であるという過剰な思い込みが多くの人にあり、安楽な状態で揉み揉みされるのが最高に健康みたいに思っている人が大多数だろう。
しかし、それは現実的でも学問的でもなく、感覚的、感情的なものなだけなんですね。
栄養だって、クソ不味いサプリや薬が効くとか言うてるんでしょ?美味しくなかったら健康になれないって思ってないんでしょ?
運動も同じです。多少きつくても、気持ち良い安楽より体に良いんですよね。医学的に。
確かに統計データも見れず、要素還元論的に病態を予想して治療していた時代には、ストレスを避け安静を保つのが一番理論が千年以上続いたっぽいですが、今や情報化社会ですから。そんな古典的思い込みを捨てる時です。そう、ストレスを避けて安静を保つというのは古典医学。
日常生活以下の安全な運動や安静時間を強いる物理療法でリハビリとか言うてるのは、これからは医学的に詐欺と言えるでしょう。