開業医飽きた | 筋肉ドクターの気まぐれ日記

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Killing Timeに日記を書き候

開業も3年を超えて、実は私は開業医に飽きている。

 

しかし、飽きているのは診療では無い。事務作業だ。

各種書類作成の数々、お金の管理、物品の在庫管理など。

開業医の先生で儲かる医療をされている方は、事務員に丸投げしたり、個人でされていて奥さんに手伝わせたりしている私の祖父のような例もあるだろう。

 

利潤追求のための医療をすべきでは無いという私のやり方では、当初から薄利なことは見込んでいた。

なので、事務員を多く雇用するゆとりは無いだろうと考え、こうなってしまった。

要するにやってくれる人がいないから、自分でやるしかないから、仕方なくやっている。

 

あと、公的機関が要求してくる書類や届出って、本当に下らないものが多い。

市民生活を邪魔しているとしか思えないものが多いね。

老子の言う良い政治は、市民が何もしてもらってない自分でやっていってると思いながら平和に暮らせるようにしてあげることだ。

これに逆行することしまくる現日本政府。

逆に自分たちの作った作業を市民に押し付けるわ、金を市民から徴収することにだけ熱心だし。

 

江戸時代は全て年俸制だったようで、医師も毎日医療をして、年末に受診患者が払ってくれたようだ。払いに来ない人がいても気にしないようなおおらかな世の中だったようだ。年貢は要ったのだろうけど。

月給のために旧暦から新暦に変更し、一々、作業と時間を記録して、それに対して支払いを求めるという西洋式資本主義社会はどうも世知辛い。

江戸時代のように、おおらかに医師も医療に集中したいもんだ。

 

しかし、勤務医では弱った患者さんにきっちりと体力を付けてあげられない。

私以上の筋トレナレッジを持っているパラメディカルがいれば任せたいのだが、今まで出会ったことは無い。

当初は私もあおいクリニックほどでは無いにしても、理学療法士雇って大きくやろうと思っていたのですが、指示を無視する無知で働かない理学療法士が多い現実に挫けて、結局自分でやってみることにした。

 

でも、大分分かってきたので、今なら大きく出来るかも。移転してでっかくやり直すか?でも、多く雇うと薄利多売にもって行くまでが厳しいしね。

 

来週から復活する高井病院は、初めて私がセミナーした理学療法士が多くいる病院ではあるが、どうなるかな?

まあ、今まで見ていて、1回セミナーしただけできっちりできる人はいないけどね。