うんこもりもり森光子ッ!
おはようございます。
ジョン・カビラあらためトウドウタクミです。
劇団鋼鉄村松初参加です。新人です。ルーキーズです。
薬物占いではリン酸ジヒドコデインと出ました。
よろしくおねがいします!
あれは僕が小学校の頃だったでしょうか?
スト2と言うのが流行りまして。
ストリートファイター2と言う、路上で世界各国の暴力自慢が殴りあうゲームなんですけど。
世界各国と言っても、そこはやはり日本男児のワタクシ。
日本のキャラで進めていきたい所存であります。
そのゲームのキャラクタは必殺技出すと喋るんですよ。
「佐々木旋風脚ッ!」
カッコいいんすよ。
脚、ぐるぐる回して相手にぶつかる必殺技。
よく真似したりもしました。近所の御神木折っちゃって神主さんに怒られたり。
クソのつくジジイとなった今ではいい思い出です。
ところで高校に入り僕にもようやく友人ができました。
ま、俗に言う悪友って奴です。
そんな悪いやつらとツルんでいると、だいたい毎週河原で決闘とかあるんですよ。学校とかサボって。
みんなビーバップハイスクール(不良の漫画です)に憧れてた時代です。
僕にもとうとう、河原で決闘する初のチャンスがやってきました。
相手は地元でも一番ケンカの強い工業高校生たち。
でしたが、僕もひるまず、勇気を出して立ち向かいました。
IQ100オーバーのみなさんにはもうおわかりでしょう。
僕、必殺技、出しちまいまして。
「佐々木旋風脚ッ!」
その瞬間「え?」って空気に。
ま、そりゃそうです。僕、佐々木じゃないですから。トウドウですから。
だからケンカの途中なのに「いや、ちがう。これは佐々木に教えてもらった旋風脚で」と言い訳をするはめに。
ところが。
友人がこう言ってきたのです。
「それ、竜巻旋風脚じゃねえの?」
そうです。
スト2のあいつは「たつまきせんぷうきゃく」って言ってるのに僕は「ささきせんぷうきゃく」と聴き間違えていたのです。
小学校の頃、監獄島と言う、罪人しか住んでいない離島で暮らしていたため、友達など居なく、誰も指摘してくれなかった…。
だけど、今は違う。
今は、間違いを指摘してくれる仲間が、居る。
恥ずかしい話、僕は泣いてしまいました。
ケンカの最中で。
決闘には負けましたが、僕は、もっと大事なものを得ることができました。
こんな素敵なモノを得られる私はきっと特別な存在なのだと思いました。
今では私がおじいさん。
孫にあげるのはもちろんヴェルタースオリジナル。
何故なら彼もまた特別な存在だからです。
さて、稽古の話をします。
左から多田さん、アリス、やまむーくん、かずおさんです。
アリスは稽古場に備え付けの人形なので今回の芝居には出ません。
みんなでわいわいするシーンを練習しています。
こちらは左がムラマツベスさん、奥が後藤くん。
名人コブラVSザキヤマ七段の死闘を練習中です。
ムラマツベスさんが読んでいるのは台本ではなく自作の官能小説です。
台本はもう持っていません。みんなソラで練習しています。
後藤くんの傍らにあるのも台本ではありません。自作の官能小説です。
劇団鋼鉄村松では官能小説を書いて持ってくるのが流行っているのです。
こちらは左がのどかさん、右が多田さん、右端が後藤くん。
シリアスな男女のシーンを練習しています。
……のどかさんが右手を置いているのも自作の官能小説です。台本ではありません。
こんな感じで鬼気迫るような稽古を連日繰り返しています。
「二手目8七飛車成り戦法」
相当面白くなりそうだぞ、って言ってました。こりっちの手塚さんが。
とにかくみなさま、よろしくお願いします。