当ブログで、過去に何回か取り上げた話題。
今年のバージョンを書きます。
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桜が満開を迎えると、「バカの壁」を思い出す。
2003年、養老孟司氏のベストセラー。
「今年の桜をみて、どんな気持ちになったか?」
それを養老氏は、方程式ax=Yで説明していた。
・X=桜が満開という事実
・a=人や状況によって異なる
・Y=自分の感想
仮に、
自分が余命宣告された直後なら(a)、
満開の桜(x)をみて、
感想(Y)が例年とは大きく変わる。
というような話だった。
今年の私といえば、どうだろう?
満開の桜(x)をみる機会を逃しそう。
aにゼロを掛けるのか? Yもゼロということか?
とにかく無!
毎年、この方程式で自分の幸せを計っていたのに。
ウイルスのせいで、満開の桜を愛でることができない年がくるなんて!
まさか、想像できなかった。
これが、「バカの壁」ということか!
「宵桜」 東山魁夷 1982年
ちか