無知の知。ドツボにハマった私。 | うたごころは止まらない。あなたの背中を歌で押したい。

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都内のカフェで歌のライブ活動をしています。懐かしい洋楽や邦楽を歌っています。

11/3(祝)は、いよいよ歌プロのライブ!

9月から約2ヶ月間、取り組んできました。

 

トモティー先生に、今の私に必要な歌を選曲して頂きました。

平原綾香の『マスカット』が難しかった!

 

そもそも、楽譜が市販されてない。

平原綾香がフェイクして、崩して歌っている。

聴き取れない、真似できない、音符に表せない。

だから、メロディーを把握するのに手こずった。

(完璧に覚えるのは諦めた)

 

 

また、歌唱については、

出だしから低音が淡々と続く。

声が出しづらく、響かせづらい。

ボソボソした印象になってしまう。

 

そうかと思えば、

歌の後半にかけて、

ドラマティックに感情的に、

伸びやかに展開されていく。

 

恋の歌なのに、クライマックスは、

「命」「父」「母」「つがい」など、堅い言葉が並ぶ。

 

だから、自分を出しきって色っぽく盛り上げる、という感じでもない。

 

ふつうさ、恋話(コイバナ)に、両親って出てこないよね。

 

父母の無償の愛を超えた、永遠の恋の歌。

深すぎるよ、玉置浩二。

 

 

私は練習するれば練習するほど、

この曲が難しいことを知っていった。

 

まさに、「無知の知」の2ヶ月間。

 

無知の知。

 

知らぬが仏なのに、知ってしまったが為に、自分が無知なことに気づいてしまう。

 

知れば知るほど、新たな無知に気づき、「無知の知の輪」がどんどん大きくなっていく。

 

自分にOKが出せずに、ドツボにハマっていく。

 

こうやって、アーティストの人って、メンタルが壊れていくことが多いのかな?

 

 

無知の知。

哲学者ソクラテスの言葉。

 

でも、本来はネガティブな言葉ではない。

 

「謙虚さが大切」、「気付きや学びが大切」ってことをソクラテスは言いたかったのよね。

 

だから、11月3日、私は謙虚に歌ってこようと思います。

 

謙虚に、つまり、丁寧に歌ってまいります。

ちか