起業のリスクは3000万円!? | 色塾BLOG-

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日々のビジネス・社会に対する思いや、起業に向けた考え、読書に対する感想など様々な話題を、海外で働くマーケターとしての第3者の視点から展開。

今日は、時間があったので、自分の資産管理について、excelを使っていろいろケーススタディをしていた。今まで、学生のときにいろいろ投資はしてみたものの、何も考えずに短期的な利益を狙って、メディアに踊らされてやっていたので勝てるわけもなかった。

自分のファイナンス知識向上と、資産形成のために、半年前くらいからファイナンス・資本政策の勉強と資産運用の勉強を自分なりにしはじめて、様々な本を読んだり、人に聞いたりしていたのだが、Inputばかりしていては始まらないな・・・というか、早く始めていかないとそれだけ損しているのかもしれないという危惧から、Outputに動くために、大きな時間を確保し自分のライフプランとともに資産運用について試行錯誤してみた。

具体的にしたことは、
0.ライフプランの設定
1.現在の全資産の洗い出し
2.中期給与予測&貯蓄計画の決定
3.運用期待値の設定
4.投資先の洗い出し・予測

です。自分が将来にリスク管理もかねて必要だと思える金額を設定したところ、自分に必要な年間利回りは約9%。シンガポールなのでお金を使うこともあまりなく、結構激しく貯蓄をする計画なのに、やはりゴールまではそんなに簡単ではない。。。。

それをもとに期待利回りを各アセットに対して設定(かなり甘いかも・・)し、投資ポートフォリオを組んだ。
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素人なので、全然イケてないやり方をしているのかもしれない・・・
もしアドバイスがあればください・・・けど、まずはこれで勉強していこう。

それから、数年後を視野に入れた「起業をするか否か」でのケースを自分が起業したいタイプのベンチャーの資本金をベンチマーク(1500万円)に作ってみると、xx歳での僕の資産は3000万円違っていることになっていた。初期からそんなにいらないのかもしれないが。たぶん、中長期的にみれば、起業したところで今の給与ラインを超えることはあまりなさそうだし、1億円くらいの投資活動であると考えても差し支えないかもしれない。

このケースからわかったことは、起業なんていうのは、自分の金融資産という観点からのライフプランを見た場合には、するべきではない。だってそもそもリスクが高いうえに、生活レベルは極端に下がり、ヒイヒイ言いながらの生活を強いられ、更にはキャッシュフローが回らなければ、借金先に追いかけまわされ、その上自己資産は激減する。それこそお金という観点で考えるならば、IPOでの利益か、大企業への売却益を本気で狙っていかない限りは、まったくMake Senseしないのだなあということを感じた。

「それでも、やっぱりやるんだ。」という意味がなければ絶対にするべきじゃない。と思った。
なんとなくそのようなことは分かっていたが、現実に金額を見ると萎えてしまう・・・・でも、それが現実なんだな。。。。具体的には、1億円払ってでも、人生かけてやるべきだというくらいの覚悟が最初の時点でなければ割に合わない。それだけの覚悟がないのであれば、マンションでも買って資産投資したほうが安全だし、人生安泰である。

もちろん、何をするかによって違うが、
初期の段階でキャッシュフローに響かない、資本金のいらない、だけれども市場規模と機会の大きな事業とビジネスモデル。そうやってリスクを理解しながら制限を加えていくと、「自分がしたいこと」ができるのか不安が襲ってくるが、もっともっと考え尽くして強いビジネスモデルを作らなくちゃだなと思う。