ふと、読んだ本で、「エンタの神様」をつくった五味一男氏が、なぜ自分がヒットをだせるのかについてこうコメントしていた。
多くの人が関心をもつテーマを見つけて、それを分析し、「なぜウケるのか」という本質を抽出する
のだそうだ・・・・・
難しい。
そのためには、1000万人の顧客を自分の仲に住まわせる必要があり、そのために女性雑誌からなにから全てを読み漁るのだという。
言うは易し、行うは難し・・・・・
こういうコンテキストの中で、彼がおもしろい発言をしていた。
「今の人たちは相手の話なんか聞いていませんからね。女子高生の会話に顕著ですが、「へえ~、うんうん」と聴いているフリをして、「でさあ~」と割って、自分の話したいことを話す。みな自分にしか興味が無いんです。」
そういわれてみると、別に女子高生に限らず、人間一般そういうものなんだなあと思う。
本物の聞き上手になるためには、たぶん効果的な質問をしたり、そういうことが非常に大事だし、それだけで強いものになる気もする。そうやって多くの潜在ニーズをひきだせるからこそ、クリエイティブが売れるものをつくれるんだ。
そういえば、佐藤可士和氏も同じようなことを言っていた。
クライアントの意見をいくら聞けるかで勝負は決まるというようなこと・・・
昨日ひさびさにカラオケにいき、「ラブマシーン」をみんなで歌ったが、マーケティングをしている自分から見たときに、あのモーニング娘を作り出したつんくは天才なのだなと思う。
女子が、変なフリツケで、赤裸々に踊っていた中学生時代を思い出し、
このときの女子高生ってもっとはっちゃけてたよな。つんく氏のおかげなのかな・・・とか思ったりもした。
やっぱりマーケティングっておもしろいかもしれない。
どうやってこの武器をつかって面白いことを起こそうか・・・・