類推(アナロジー)について | 色塾BLOG-

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日々のビジネス・社会に対する思いや、起業に向けた考え、読書に対する感想など様々な話題を、海外で働くマーケターとしての第3者の視点から展開。

僕はアナロジー(類推)をつかって説得する人が嫌いだ。




世の中には、一瞬の間に無数の事象が起こっている。




それを統計学的に整理するのでさえ違和感・間違いがあるのに、1つの事象を持ってきて、あたかもそれを代表例として扱い、他のものもそうであるべきだという考えは、ただの一元主義でしかない。




だから、うちでよくいわれる、「Search&Repply(他の事例から成功例を見つけ、それを真似すること)」というのは、その効果はみとめるものの、それさえしていれば正しいというような説得の仕方には違和感を覚える。




類推するのは勝手であるが、それは妄想であって、それをもって説得してくる人をみたら気をつけたほうがいい。


その類推の中で、何が真実のエッセンスであるのかを見極めていなければ、類推は間違いを導く。




そんなことしている暇があったら、もっと感覚を研ぎ澄まして考えればいい と思う。