最近、立て続けにPRの本を読みまくった。
①テレビであなたの商品・会社をPRするとっておきの方法
②ゲリラPR―PR奇襲作戦
③山見式PR法~メディアが取り上げたくなる5つの切り口
④広報の仕掛人たち―21のPRサクセスストーリー
これらを読んだ感想は、
PRというのは、本当に経営者が最もまじめに考えなければならない重要な課題だということ。
僕らは、マーケティングとかいいながら、商品を作り、広告を作っている。
莫大な予算をかけて・・・・・
この莫大な予算をかけてというのがやはり大事。
15秒の広告を打とうと思ったら、400万円程度の資金がいる訳で、
スポンサーシップをしたりしながら広告枠を得るわけだ。
雑誌広告だって、大手でないとなかなか簡単にはタイアップなどできない。
私が行うビジネスにおいては莫大な予算があるから、商品の認知を稼ぐことができるわけだが、
普通に事業をやっているものとしては、広告15秒に400万円を投資することなどできない。
だって、そのためには、クオリティの高いCM制作費と、ある程度固まった広告費がなければ
無意味になってしまうからだ。
じゃあ認知をあげる他の方法はといえば・・・・PRしかないかもしれない。
テレビのパブリシティを如何に取ってくるかで、認知度は変わり、それはビジネスに正比例で影響する。
例えばライブドアなんかいい例だろう。
彼が、時代の寵児といわれたおかげで、パブリシティを取り、株価を上げ、買収を可能にしたわけで、
そのニュースがなければ、ただのWebsiteの経営者で終わる。
うまいパブリシティのとり方ひとつで、ビジネスは数十倍に簡単に跳ね上がる。
マーケティングを行う人間として、PRというのは広告という意味においても、本当に強力な武器であり、
最大限に使っていくべきであり、そのROIが無限大であることを忘れてはならないということを肝に銘じた。
そして、PRに関してなによりも大事な点は、PRというのは商品便益を売る以外にも、その商品を売る背景を後押ししてくれるソーシャルインサイト&トレンドの醸成のために必須であるということ。
それは、我々が普段から起こそうと企んでいるようなイノベーションを起こす際には、
まず最も大事な要素として君臨するかもしれない。
この4冊の本を読んで、そんなことを考えた。