やさしい人 | 色塾BLOG-

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日々のビジネス・社会に対する思いや、起業に向けた考え、読書に対する感想など様々な話題を、海外で働くマーケターとしての第3者の視点から展開。

加藤 諦三
やさしい人 どんな心の持ち主か


今、この本を読んでいる。


自分が優しさに欠けているのではないかという疑問が

よーく頭の中を頻繁に駆け巡るからだ。


そんな思いが駆け巡ったときに、

すかさず昼休みにBookOffに行って

この本を買った。


本が解決してくれるとは思わないが、

本は僕に易しく違う見方を伝えてくれる1つの手段ではある。



僕は貪欲で、目立ちたがり、褒められたくて、甘えん坊。

こんな僕にいわゆる「やさしさ」など備わっているのだろうかと思う。


「やさしさ」にはいろんな種類があると思うが、やはりガツガツしている僕の優しさは

すこし勘違い的な部分もあるだろうし、いわゆる優しい人って擦れてなかったりしてて、

一体なんなのだろうという好奇心もある。


違う種類の優しさを知ることで少しは自分の行動の幅を広げていかなければいけない

という試みでもある。


いろいろ考えるところがあるが、そしていろいろ周りからアドバイスを頂いて

変革中ではあるが、22年間作り上げてきた自分を変えるのは一苦労だ。




いろんな人から「いじられキャラ」になっている僕は、

そういうキャラを自分で作りながら


日常的な会話のいじりの中で上の方からはFeedBackを頂く。


しかし、そのFeedBackの内容は、

知っている人も、そもそも喋ったこともあまりない人からも言われる。



しかも、その内容はみんな同じで、

「柔らかくなれ」というものである。


変だなと思う。


やっぱり僕は尖っているらしい。



もう何百回と聞いたことか。耳たことはこのことだ。

変わらなくちゃいけないと、シュウカツが終った瞬間からこのことのみといっていいくらいに

注意を払って、自分を変化させるよう努力してきた。


でも、本当に自分が変わりたいと努力をしているときに、

毎日のように人と会うたびにこれを言われるのは苦痛だ。


そんなに自分の努力は無駄なのか?と逃げたくなる。



「お前少しは変わったな!」

って認めて欲しい。それだけだ。



認めて欲しいから、自分の中で言い訳を探す。


一番いじられてるってことは、一番愛されているってことだ。

愛してなければいじらない。そのままでいいんじゃないの?

このFeedBackは就職活動中の自分を見ていたときの、FeedBackSheetからいっていて、

今の自分をしっかり観察してくれていない。だから、みんな(喋ったことがある人もない人も)が異口同音に同じことをいっているのではないかって・・・


これだけ尖っている人が集まっている組織の中で、当然だれかがみんなの逃げ口としてのスケープゴートになる。自分はスケープゴートなのか・・・




だって、もう冗談かのように会った瞬間に、みんながいる前で、

「お前は謙虚になれ。」みたいなことをいってくるのだから。


挨拶を1番にしに行った人に、みんなの前で、

「みんな挨拶にきたのに、やっぱり君だけは来ないんだね?さすが、先生。はっはは。」

みたいなことを言われる。


会ってすぐ、みんなの前で上の方から

「マーケの人間は、そのうちキミのように尖っている人は痛い目にあうよ。はっはは。」

というようなことをいわれる。



愛情なのか、いじりなのか、本気なのか、何なのかよくわからない。


変わろうとしているのに、悲しくなる。



だから、いろいろ言い訳を探すが、

それだけではないこともよーくわかる。



ひさびさに整理のために自分の言い訳につっこみを入れてみる。



①一番いじられてるってことは、一番愛されているってことだ。

 愛してなければいじらない。そのままでいいんじゃないの?


・・・愛されているかどうかは分からないからそれでいいとしても、

  謙虚でないというメッセージを発されるという問題は関係なくない?

  苦しいからって問題を摩り替えないようにw


②FeedBackは就職活動中の自分を見ていたときの、FeedBackSheetからいっていて、


・・・そらそうだよ。第一印象をコントロールできなかった自分が悪い。

  それでもとってくれたのだからありがたいと思え。


③今の自分をしっかり観察してくれていない。そのままみんなが異口同音 にいっているだけだ。


・・・そらそうだよ。そんなに人が僕をしっかり観察してくれると思うな。甘えるな。


④これだけ尖っている人が集まっている組織の中で、当然誰かがみんなの逃げ口としてのスケープゴートになる。自分はスケープゴートなのか


・・・はいはい。人のせいにするなよ。アホらしい。そんなこといってもなんの解決にもならないよ。

  「で、どうしたいの??」



こうやって考えると、

まだまだ自分がダメなところが沢山あることはすごくよくわかるし、


「今の自分はまだまだダメだ。」 という強烈なプレッシャーを掛ける自分がいて、

「言い訳なんかするな!」という自分がいて、


同時に、

なんだか、苦しい。


プロフェッショナルとしての自分を確立するために、このくらいの苦悩は当然かもしれないが、

なかなかきついものがある。



今は、

何を言われようと、どんなにいじられようと、

自分がもっともっと謙虚になって、


自分をいじってくれる人をありがたいと思って

それこそいじってくれる人を心から受け入れて、感謝できる人間になるしかない。


そして、困っている人がいれば、

「どうしました?僕が何かできませんか?」といってみたり、

「何か壁があるようですね。大丈夫ですか?」と声を掛けるだけの余裕を持たなければいけない。


自分のことで手一杯になって文句をいうのは

何の解決にもならない。


結局、問題は自分にあると受け止める方法によってしか、

物事は解決していかない。


正直、辛いことは沢山あるが、

これだけプレッシャーがあるということは、

乗り越えればそれだけ大きく成長するという事かもしれない。


マイナス思考をプラス思考に変換していく。

前向きに進んでいく。


今はそれしかないのだな。


と自分を鼓舞するためにまた書いてみる。



頑張れよ。でも頑張りすぎるなよ。


だって、十分頑張ってるじゃないか!

ちゃんと確実に変わっていっているよ。間違いない。


と、たまには自分をしっかりと認めてあげることもすごく大事なのだな

と感じる。


とはいっても、目的を達成するためにしなければならないことは

山のようにある。


自分にプレッシャーを掛けすぎず、背負い込まず、

でも、頑張れ。