野党のマスコミ化 を マーケティング戦略から観る | 色塾BLOG-

色塾BLOG-

日々のビジネス・社会に対する思いや、起業に向けた考え、読書に対する感想など様々な話題を、海外で働くマーケターとしての第3者の視点から展開。

さっき、前原代表の議論をTVで見ていた。


政治の内情はよくわからないし、国会答弁を全てチェックしているわけでもないので

何ともいえないが、「バカにされているだろう国民のうちの1人の意見」として、言ってみる。


民主党は、自民党の批判に終始しているだけで何の魅力もないと思う。


BSE問題・ライブドア問題・マンション偽装問題などは、「小泉改革の光と影」だといい

影の部分を強調しているに過ぎない。


そこまではいいとしても、そのほかに示すべきビジョンが全くない。


こんなのであれば、ただの与党の監査団体に過ぎず、全く意味がない。


あなたはマスコミか監査法人か何かですか?と。



そういう風に論点や視点が同じであるだけでも十分ひどいのに、

同じ視点に立っていても、示すべき解決案さえない。



僕の意見としては、全く新しい軸で日本の新しい道を示せという事だと思う。


まあ、人の意見を聞かず、相手が喋っているのにずっと自分の意見ばかり

いっている=頭が固い政治家が集まりば、このような事態になるのはわかるけれど。



例えば、

これだけいろいろな問題が、道徳的な問題として浮き上がってきているのだから、


「道徳のある日本」とか、「競争しない日本」とか、そのための教育とか。


そういうことをいう政党が2大政党の片方を担わなければいけないとも思う。



2大政党制(今は1党優位) をとる国が、全く同じ軸で勝負していては意味がない。

批判しているだけで政権がとれるわけがないではないかと思う。



また、

同じ軸を出すことに対して、言い訳のように頭の固い政治学者や政治家が、

「冷戦が終ったからイデオロギー対立がない」などというのは本当にばかげていて、


冷戦のときのように、


民主主義 VS 社会主義


という明白な形のイデオロギー対立がなくなっただけで、他にもいろいろあるわけだ。



批判ばかりしてビジョンを語れないなら、はやく代表なんかやめてくれと思う。

そんな人に税金など1円も払いたくない。


自民党の欠陥のあら捜しをするために、調査費を捻出して無駄遣い・・・・

そんなことばっかりしていて、相手を貶める戦略ばかりで、

解決策を提示できない政治家なんて誰も必要としていない。


聞いていて胸糞が悪くなるだけである。



これをマーケティングに落とすと、

民主党がやっていることは「買ってはいけない!」のような本を出すことでしかないし、

CMで他者の製品を批判することでしかない。


本当に自分の商品を買って欲しいのに、そんなことをするメーカーがどこにあるだろうか?


消費者を得るのは、やはりどこまでも差別化であり、新しい軸を提示することである。


いくら相手を批判しようとも、その帰結は、政治システム全体への不信であり、

決して日本が良くなるというほうl項には向かないし、野党が政権を取るという事にもならない。


新しい軸を出し、(en)visioningできるものだけが、Leaderになれる。

現在の軸に拘泥しているのは、本当に創造力がないのかとも思う。


もちろん、ある程度は現在のような状況では

Catch-all的な部分も必要なのかもしれないが、それだけでは済まされない。


本当に、国民を心から元気付けてmotivate,driveしていくようなdirectionを提示して欲しい。


政治家がこんなに終っていれば、日本の将来は暗いと思う。