白内障の手術をして長年使っていたコンタクトレンズが不要になりました。
術後4日目の視力検査で遠距離の視力も近距離の視力も1.0でした。 でも
ごく軽い乱視とプラスの度を入れた方が、同じ1.0でも質が上がるのでUVカットの目的も加味して
新しい眼鏡を注文中です。
ストックしてあった保存液やクリーナーは友人にあげましたが、コンタクトレンズ自体はポイと捨てることが出来ずにケースに入れたままになっています。
針や人形をゴミ袋に入れてゴミの日に出す心境になれないのと同じかもしれません。
同じ愛用の品でも着古しのTシャツなどは切って使い捨ての雑巾にしたり、靴も可燃ごみの日に
ためらわずに捨てていますが、針供養・人形供養はあってもコンタクト供養は聞いたことが無いのが悩ましいところです。私は普段、物に思い入れを持つ気質ではないのですがそう言えば昔、
車を下取りに出す時、廃車にした時にも珍しくグッと来てしまいました。
オロオロしながら子供を病院に連れて行ったり、父母会に行ったり、親戚の冠婚葬祭に駆けつけたり、楽しく「女子会」に行ったり、わざわざ遠くの店で要介護の親の紙おむつを買ったり・・・・人生の苦楽を共にしていたので
ヤツには人格を与えて、「色々あったよね」と名残を惜しみました。
コンタクトにも「共に歩んで来たよね。美しい物もギョッとするような事も見てきたよね」
と語りかけずにはいられません。