ある人に面白いよ!といわれて

よんだ「家事か地獄か」という

稲垣えみ子さんの著書。

 

共働き世代の私の周囲には

旦那様とどれ位家事をやったかで

口論になる方も沢山います。

 

「旦那はちょっとしか家事をしない」

「家事をやったぞという顔がイラッとする」

「分担がむづかしい」

などなど、自分の家の両親も

よくぶつぶつ言っていましたから

家事の揉め事の気持ちはよく分かります

 

 

物価高、給料は上がらない、

今後の経済成長も心配、

老後の必要な費用は4000万に

跳ね上がる。。。

 

話を聞いていると

本当に怖いことだらけ!

 

そんな不安な時代に

優雅にピアノを弾き、

時短で必要な家事のみ

厳選してやりこなし、

(これがまた楽しそうなのです)

悠々生きるコツが沢山

書かれておりました

 

「家事とはもっとも確実な自己投資である」

 

彼女の言葉にう〜んとうなされます。

 

稲垣さんの生活は会社を辞めても、

ガス契約なし、冷蔵庫なし、洗濯機なし、

掃除機なし、お風呂は近所の銭湯ですます、と

何とまあ驚きに溢れておりますが、

モノはなくても幸福度は確実に

上がっているようなのです

 

 

自分にすべてこれができるかどうか

わかりませんが

読んでいて心配が少し

かき消されるようで

嬉しく思いました

 

稲垣えみ子さんの身をもって

家事に向き合い体験したものなので

とても説得力があります。

 

ふと見渡すと、よくわからない雑貨や

メモ類、昔の思い出の箱、

片付けていない段ボール、

道具だらけの家の中を振り返り

ため息をついたのち、

「お茶を飲んだらちょっとだけ片付けよう」

と弱々しく心に言い聞かせるのでした