まだ刺繍講師になる前に

刺繍を講師になる講習を受けていた時

のことです。

 

課題で「植物」の図案を考えてくるように

という指示があり、色々な植物を見て図案を考えたり

していたのですがうまくいかない。

 

同じクラスの方は植物園にいったり、

庭でガーデニングをしている人は自分で育てたものを図案にしたり、

畑でピーナッツを育てている人は素晴らしく斬新な図案を考えたりしておりました。

 

自分はなかなか出来上がらずどうしたらいいかなと思っていましたら

庭のバラを見て制作することに決定。

 

私の場合は図案制作に時間がかかってしまい、

縫う時間はわずかしかなかったのを思い出します。

 

私の家にあるバラは白でズボラで面倒見のよくない私の育てかたで

良くこんなに咲いてくれたなあと思わせるくらい病気もなく元気で丈夫。

 

沢山朽ち果てると白からグレイを帯びたアンティークな

ベージュとグレイがかった白にかわり、

それがなんとなく好きで図案にしました。

カットワークで蜘蛛の巣も入れてみたりして。

アリもいれてリアルな感じに仕上げてみた作品。

 

当時の皆さんと一緒に学んでいた時のことを思い出しました。