(大きな文字のところだけ読めば意味分かるようにしてます)


ある親族は現在70歳。

1964年の東京五輪のときは東京の中学生で、学校行事で東京五輪を観戦させられたという。

今で言う学徒動員ってやつですねw

でも当時の東京五輪は十月開幕で比較的涼しかった。


その親戚は外国同士が戦うサッカーを観戦した。

しかし本人は何も覚えていない。

70歳で記憶力が低下したからとかではない。

私がその話を本人から初めて聴いたのは20年以上前だ。

当時は40代後半だったが、既に何も覚えていなかった。


言い忘れていたが当時のサッカーはマイナースポーツだ。

Jリーグもまだなかった。

今でこそ日本人も欧州サッカーに関心持つようになったけど

当時の日本人でそんな人はほとんどいなかった。


親族はどこの国とどこの国が戦ったかすら40代当時既に覚えていなかった。


「感動した」「楽しかった」どころか「国立競技場が大きかった」とか「暑かった」「寒かった」みたいな感想すら聞いたことがない。


本当に何も覚えていないのだ。


親族の家に当時テレビがあったかは知らないが、菅総理が国会答弁で言っていた「東洋の魔女」や「アベベ」の思い出話も聞いたことがない。


その人含む1964年東京五輪をリアルタイムで観た世代の親族と何人か、最近話した。

今年の東京五輪も全然楽しみにしていない。

パラリンピック含めで五輪に全然関心がない。

関心あるのはコロナ。


加藤官房長官でしたっけ?

「五輪を開催して子ども達に夢や希望を与えたい」って言ったの。


世の中、大人にも子どもにもスポーツ観戦に興味持たない人もたくさんいるんですよ。


五輪を生で観戦したって、スポーツに関心ない人には何も残らないんですよ。

親族のエピソードがそれを物語っています。