MAGLAM LORD/マグラムロード ストーリー備忘録とネタバレ感想 | 雑多にゲーム好きのブログ

雑多にゲーム好きのブログ

ゲームの感想メインのブログです。
乙女ゲーメインに一般ゲーも色々。批判的な事も書くので苦手な方はブラウザバック!

MAGLAM LORD/マグラムロード

 

※ネタバレしかありません。

ご注意ください!

発売から半年越、パッケージもDLもセールで半額くらいになってるし、備忘録としてネタバレ感想を残しておきます。

全部バレですのでご注意ください。

 

 

このゲーム、恋愛要素の性別差分と恋愛・友情でED分岐することを割とウリとしてきました。

結構しょぼかったけど、萌えたし好き。

 

基本的に魔王様&魔王ちゃん萌えゲーでしたね。

主人公の魅力だけで2周、EDコンプで75時間完走した気がします。

仲間も可愛かったですけど。

うざいかなと思ってたのに気づけば可愛くて仕方なかったジュレット

愛情とお笑い全開のモーヴ

胡散臭さ常に大爆発なアクラオ

料理させたらコメディになるシャルム

色々萌えたダリスとか

 

ライターさんが後日裏話としてこぼしていましたが。本来恋愛要素のコンカツは無くて後付けだったとか。

あまりにもイベント少なすぎてボイスなしのテキストイベントいくつか無理に追加してもらったとかそういう。

 

まあ、あの薄さも納得。

 

とりあえず、ストーリーバレ

 

主人公、キルリザークは神や魔王を滅せる魔剣を作り、自在にふるえるため「世界の敵=ハーザデス」として双方の勢力から狙われていた。

 

激しい戦いの末、さすがの主人公も多勢に無勢で敗れ・・・・・・深い眠りについて幾星霜。

気付けば世の中は平和になり、魔王は主人公ただ一人の絶滅危惧種!?

 

平和な世界で同じく絶滅危惧種となっていた「勇者」と共にたまに出る魔物討伐をお役所から命じられてしまうような呑気な日常。

 

本来敵同士といえど、今は争うのも無駄。

魔物退治は魔王の力を取り戻すのにも役立つし、勇者としては困っている人々を放っておけないという事で

お互いに複雑な思いを抱えながら協力していくのだった。

 

その最中で古の遺跡から発見され、うっかり主人公をマスター登録してしまった元破壊兵器で賢者の石を動力にしている「モーヴ」

 

 

元政府の広報を担っていた獣人の少女「ジュレット」

 

 

神に作られた願いの指輪だったが長い年月で性格のひねくれてしまった「アクラオ」

 

 

そして、魔王を倒し勇者となった「シャルム」とその際に魔王の最期の呪いを受けてしまっていた弟の「ダリス」

 

 

彼らはアクラオのせいでトラブルになるも、主人公の力を借り呪いを力と変えられるようになるのだった。

 

 

 

アクラオはそんな主人公をすっかり気に入りってついてくることに。

しかし、願いの指輪っていうより、最早呪いの指輪……。

個性豊かすぎる仲間達が揃い、徐々に仲良くなった頃、彼らは世界のほころびに気付いてしまう。

時折現れる見慣れぬ魔物。

そして魔物が現れる場所は壁のようなものがあって通れない。

 

その先の世界はどうなっているのか?疑念を抱く主人公一行。

そもそも、仲間たち全員がどういった経緯で眠りにつき、どういった経緯で魔王や神々が滅びたのか知らないのだった。

 

そう、ここは女神の箱庭

終わらない闘争に飽いた慈愛の女神が弱い人間を集めて作った理想の箱庭世界だった。

主人公たちはたまたまそこに入り込んだ例外の異分子。

 

知ってしまったからには仕方ない。

全て忘れて管理されよ、という女神に反発する一行。

しかし、いつも仲間をサポートしていた「サティウス」の突然の裏切りにより仲間が皆捉えられてしまう。

 

 

サティウスは瀕死の主人公とこの箱庭に迷い込んだ際、主人公を助けたいあまりに女神に命乞いしてそちら側に加わっていたのだった。

 

 

 

同じく箱庭に迷い込んでいた最高神の力も借りた主人公は、サティウスを説得し仲間を奪還。

箱庭の維持に疲弊し、歪んでしまった女神を打ち倒すのだった。

 

 

 

 

最後は主人公が悪役に扮して女神の立場を守り、仲間共に広大な世界へと旅立ってハッピーエンド。

ってな感じです。

コンパクトすぎてちょっと物足りなかったけど、笑いあり、盛り上がりありで面白かった!

 


 

魔王様の選択肢が楽しいんですよねー

 

 

 

あと、公式特典のドラマCD

これ、本編でやってくれよ的なネタでした。

世界観の解像度を上げるのに必要というか。

 

少し仲良くなった頃のダリスと魔王様(男)の会話っていう。

魔王種の全てが「魔王」になるわけではない。

キルリザークは何故魔王になることを選んだのか?というダリスからの問い。

そう言われてもキルリザークはこの世界に今の姿のまま出現した。

親も何も繋がりのあるものはない。

生じた時から「刃の魔王」だった。

自分で選んだわけでない。

そして、そういった出自の者は「世界の敵」になる確率の高い「根無し草」として忌み嫌われている、という。

だから、何も知らずに生じたキルリザークは思うままに暴れ、奪い、喰らって生きていた、と。

で、バルガッキンに出会って世話焼かれましたー的な。

 

いや、これ、結構ハードな話でしょ?

常識も教育も愛情も何一つ知らずに生じて、何も知らないのに世界からは忌み嫌われて・・・・・・。

この世界のシステム知らないけど、おそらく世界の敵になるように生まれたって事ですもんね。

運よく世話焼きバルガッキンに出会ったから少し良かったけど。

 

だからこそ、愛を知らない魔王の魂は飢えていて・・・・・・この世界でかけがえのない仲間や相棒を得て、満たされたというEDに繋がるネタですよね。

 

ただでさえ、色々足りないんだから本編でやって!!!!

 

この語りを魔王様の声優さんが淡々と演じるので色々切なかったです。

最終的にいい相棒を得て、魔王様良かったね!!!

 

誰をパートナーにしても幸せそうだし。

ただ毎回「ここでは世界の敵だ。見切り時は考えておけ」って言うんですよ。

全部のパートナーに。

多分、世界から忌み嫌われて死を願われれる日々って結構きつかったんだろうな、と。

だから、その辛さに追い詰められる前に逃げていいんだぞ?って言ってるんですよね。

まあ、ここで魔王のパートナーになっちゃってるキャラは皆覚悟決まってるんですけども!!

 

どのEDもいいぞ!!

 

 

ダリス君の、女魔王様相手の時の「惚れた相手を守るんだ」路線も

男魔王様相手の時の「とりあえず、勝手に付いていくからな」路線も好きです。

ダリス君が好きです!!!!!!