週末は、岡本の辰巳茶房さんのイギリス会でした。
イギリス好きが集まるお茶会。
今回のテーマは、スコーンの食べ比べ。
神戸の人気のベーカリー、アンダーグラウンドベーカリーさんが焼いてくれた、この日のための特別なスコーン❤️
右から、トリクルスコーン、ガードルスコーン、アイリッシュブラウンスコーン、ポテトスコーン。
トリクルスコーンは黒蜜やスパイスが入ってて、甘くて個性的。
ガードルスコーンの、ガードルはスコットランド語で「鉄板」という意味。オーブンでなく裏表をグリルで焼くスコーンです。
アイリッシュブラウンスコーンは、全粒粉が入ってます。素朴な美味しさ。
ポテトスコーンはスコットランドの朝ご飯と定番。朝食にハムやチーズを乗せて食べるそうです。こちらもフライパンで焼きます。
この日はイギリスブランドのオリーブオイルと岩塩でいただきました。
どれも全部美味しかった
イギリス会は、辰巳茶房さんのされてるイベントの1つで、イギリスが好きな人なら誰でも参加できます。
この日は、アンダーグラウンドさんにスコーンのお話をしていただいたり、
もうすぐ渡英される人のお話を聞いたりと、楽しく過ごしました。
辰巳茶房さんでは、普段の日もアンダーグラウンドさんのプレーンスコーンと、自家製スコーンが食べられます。
岡本にお出かけの際は、ぜひ行ってみてくださいね。
さて、ついでに、私がスコーンに興味を持ったきっかけについてお話しします。
私が高校生の時に、林望先生の『イギリスは美味しい』と、いうエッセイが出版されました。
その後、イギリスエッセイブームが起こったくらいの人気作で、続編も出ました。
このエッセイの面白かった点は、当時から、「イギリスに美味しいものはない」と、言われていたことに対して、「いえいえ、美味しいものもありますよ」と、反論していることでしょう。
その代名詞がスコーンです。
スコーンは、それまでもイギリス文学や少女漫画のお茶の時間に出てきて、存在は知っていました。
だけど、当時の関西、それも女子高生の観測範囲には、英国菓子店はありませんでした。
スコーンを売ってるのは、駅前のパン屋さん『カスカード』くらい。
しかも、それは、「狼の口」と表現される高さのあるスコーンではなく、平たくて、生地に甘みがあって、なんかちょっと違う…。
そして、この『イギリスは美味しい』の巻末には、スコーンの作り方が書いてあったんです。
多分、あの本を読んだ人は一度くらいはスコーンを焼いてみたんではないかと思います。
「できるだけ雑に作れ」と、書いてあったスコーン。
狼の口はできなかった…
ちなみに、その後あちこちでスコーンを食べられるようになった結果、私のイチオシが、アンダーグラウンドベーカリーさんのスコーンです。
神戸にいらしたら、一度食べてみてください