「わたしはイエベ春なので、イエベ春の色を選んでください」

 

美容部員さんやネイリストさんは、お客様からそんなリクエストをされたことはありませんか?

パーソナルカラー診断が流行っているので、自分のパーソナルカラーを診断してもらったことがあるというお客様も増えていると思います。

 

 

パーソナルカラー診断の基本は、春夏秋冬の4分類です。イエベ春の人は、左上の暖かみのあるクリアーな色が似合います。

診断を受けると、こんな風に似合う色の資料を渡されますし、その中でどの色が似合うかということも、教えてもらえているはずです。

 

じゃあ、なぜ、お客様は、この色味本の中から、似合う色を指定せず、あなたに「似合う色を選んで欲しい」と、いうのでしょう。

 

その理由は、パーソナルカラー診断で似合う色がわかっても、行動に移せない人が多いからです。

 

わたしは、似合うお洋服をお選びする、ショッピング同行のサービスもしています。

ショッピング同行を申し込まれるお客様の中には、以前、別のサロンでパーソナルカラー診断を受けた人もいます。ヒアリング時にこれまでの似合うもの診断歴とその結果をお伺いしています。

 

そういうお客様に、似合う色の服を提案すると、みなさん、パッと表情が明るくなって、こうおっしゃいます。

「その色、前にパーソナルカラー診断を受けた時に、似合うと言われた色です!」と。

そして、安心してその色の服を買って帰られます。

 

これまで、白黒、ネイビーのようなベーシックカラーしか着たことがない人の中には、「パステルカラーのイエローが似合う」とか「深みのあるレッドが似合う」と、パーソナルカラー診断でわかっても、すぐに取り入れることができない人がいます。

別に、診断結果を疑っているわけじゃなくても、「本当にこの色を選んでいいのかな?」と、不安に思うのです。

第三者からもその色が似合っていると太鼓判を押されたい。そして安心したいのです。

 

あなたが、お客様から、「パーソナルカラーが春なので、イエベ春の色を選んでください」と、言われた時に、「パーソナルカラーに関係なく色を楽しんで欲しい」と、思うかもしれないし、実際口に出しているかもしれません。

また、「イエベ春だとわかってるのなら、自分で選べばいいのに」と、思うかもしれません。

 

でも、まずはお客様のパーソナルカラーに似合う色を選んであげてください。

そうして、安心して、あなたのサロンに通うようになって、信頼関係を築いた上で、「パーソナルカラーに合わない色でも、楽しむことができる」と、お伝えすれば、お客様の世界がさらに広がります。

 

4月の体験会は、9日18日です。
あなたもグラデーションカラースケール®️を使って、お客様の似合う色を理論的に伝えることができるカラーリストになりませんか?