「一度でいいから行ってみたい」


10年以上思い続けていた

ベルギーの北西部の町、ブリュージュ。


その訪問が叶ったのは、去年の6月の少し前。


本日は、フランドルの水の都

Bruggeブルージュの旅行記です。


12〜13世紀ごろにはヨーロッパ随一の貿易港となっていたブルージュ。中世の時代には、金融・貿易の一大拠点として繁栄します。


しかし15世紀ごろには、ブルージュと北海を結ぶ水路が土砂により浅くなったことから、欧州各地から集まっていた商船の出入りが困難になります。


それにより都市機能は衰えましたが、

「衰退」は後世のわたしたちにとっては有難いものとなりました。


というのも、その影響により、現在でも町全体の時が止まっているかのような美しい"中世の趣"を残すこととなったからです。



イースターから始まり、春はキリスト教徒にとっては大切な日(祝日)が多く、5月末のこの日は昇天祭の祝日にあたりました。

そのため、教会をはじめ美術館や博物館などは全て休館に。

 

この日は主に街歩きが中心です。


世界遺産であるブリュージュの歴史地区


その街に一歩足を踏み入れると、

まず目を惹かれるのが、その水のきらめき。

 

可愛らしい煉瓦の街並みによく合うんですね。


Bruggeとは「橋」を意味し、町を縦断する川には、50以上の橋が架かっています。


場所によって見える景色が異なり、ただその景色を眺めているだけで目の保養になります。


過去に英国コッツウォルズの代表的な町バイブリーに行ったこともあるのだけど、ここでも同じようにゆったりとした古く美しいヨーロッパの田舎町の景色を楽しむことができました。



そして次に私をわくわくさせたのが

その甘い香り

小さな町全体に、チョコレートの香りがふんわり。

 

その正体は、町にいくつもあるお菓子屋さんやチョコレート屋さん。


こんな眺めを見たら、

思わず足を止めてしまいますデレデレ



あ、マカロンのお店がある気づき

ちょっと寄ってみる?


マカロンタワー♡

か、可愛すぎる


ブルージュのお菓子屋さんは、本当にクオリティが高いと思う。


味はもちろん"魅せ方"が素晴らしい。


子供の頃に夢見た"ヘンデルとグレーテル"の
魔女のお婆さんの作ったお菓子の家


あの世界観が、この街には確かにあります。


 

甘い匂いにひかれて

ベルギーワッフルを、いっただっきまーすニヒヒ


↑↑
ちょっとお好み焼きっぽくなったけど!?

キャラメルベースのワッフルに、ホワイトチョコとチョコレートのチップを乗せています。

 

なんと、トッピングし放題でした。


お腹がいっぱいになったら、

石畳を歩いて散策開始。



こちらは市庁舎


1376年から1420年に建てられた、ベルギーで最も古い市庁舎のひとつです。

フランボワイヤン・ゴシック様式の装飾をとり、正面の像やレリーフは聖書の物語や歴史上のできごとを表しています。


街の中心部にあたる、マルクト広場へ。


広場の中心に立つ銅像は、14世紀にフランスの圧政に対して立ち上がったブリュージュの英雄ヤン・ブレーデルとビーテル・デ・コーニンク。

ベルギーは歴史的に長い間フランスとオランダの統治を受け続けていた故、現在もオランダ語とフランス語、二つの言語グループに分かれていることで知られていますね。

 

どれも美しい建物ばかりですが、その中でも注目したいのが、13世紀から15世紀に建てられた高さ83メートルの鐘楼。


こちらの歴史的な鐘楼も「ベルギーとフランスの鐘楼群」として、世界遺産に登録されています。


〜鐘楼についてのメモ〜

商業都市として繁栄し、裕福になった市民は、自分たちの成功の象徴として町の中心にこの鐘楼を建てました。
中世は教会により社会が支配されていた時代であり、このようなシンボルは教会や王の権威なく建てられるものではなかったが、ブルージュの市民たちは自らの手により市場の開始の時を告げる鐘楼を建てることで、その自立を表しました。
それは資本主義の最初の拠点であるとされています(wikipediaより)

こちらから聖母教会方面に向かったのですが、ここで思わぬものと遭遇します

 

続く気づき


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