ドイツのケルンといえば

やはりケルン大聖堂ですね。


そこからライン川沿いに約20分ほど歩くと、もうひとつ有名な観光スポットがあります。


それは


あの世界的に有名な

スイスのチョコレート会社

Lindt(リンツ)

写真はお借りしています


「チョコレート博物館」


本日は、その旅行記を書きたいと思います。


 子供も大人も楽しめる場所

子連れで博物館や美術館。特にその年齢が小さければ小さいほど悩んでしまうのが「子供が飽きてしまうこと」ではないでしょうか。

親はじっくり見たいのに「つまんない」「早く」と言われてしまう。私も同じ悩みを抱えております。
が、こちらの博物館は体験型の博物館。

体験って何を・・・

 リンツのチョコレートを「食べる」体験です♡

 

子供が「飽きた~」というタイミングで、チョコレートを試食できるタイミングがやってくる。

子供だけでなく、もちろん大人も楽しめる。
ケルン旅行のお勧めスポットです。


赤薔薇クローバー赤薔薇クローバー赤薔薇クローバー赤薔薇クローバー赤薔薇クローバー赤薔薇クローバー赤薔薇クローバー赤薔薇

 

ライン川沿い歩き、博物館へ。


小さな橋を渡り、すぐ左手に見えるのがチョコレート博物館です。


建物の横には、小さな観覧車が。


大聖堂から歩いて川沿いに出たら、この観覧車を目印にすれば迷わずに辿り着くことができます。


この日はオープン時間を狙っての訪問。


開館とともに訪問したので空いていたように思った館内も、チケット購入レーンに並べばあっという間に後ろにも列が。


博物館の人気度がわかります。


チケットを購入して館内へ。

その際にウェルカムチョコ、いただきました♡


それでは行ってみましょう。


エントランスに近いエリアには、リンツ社の歴史のパネルから始まり


続いて、チョコレートの原料

カカオ豆の収穫と栽培などについての説明が。


欧州(非英語圏)の博物館や美術館のパネルは、現地語のみ表記が多いような気がするけれど、こちらは英語が併記されているので有難い。

とはいえ、決して語学堪能ではないので細かい字を読むのに時間かかる⇒娘たちに「お母さん行くよー!」と急かされる。

あ、はい(内心まだ見たい・・・)

消化不良だが、はい次っ(T ^ T)という流れです。


カカオ豆について学んだら、お次は温室へ。


こちらはカカオ豆の栽培風景や生育のための湿度温度を体感できる小部屋になっています。


もわっとする空気・・・


乾燥した冬の欧州暮らしのなかに、久々に重たい湿度を感じた瞬間です。

狭い場所なので、1グループずつ見学することができます。


ところで


数々の展示の中で「そうなんだ!」と、いちばん興味深かったのがこちら。


皆さま。ヨーロッパの国々で、どの国が一番チョコレートを食べると思いますか?


わたしはね、ベルギーだと思っていたのだけど

日本ではチョコといえばベルギーが有名だし

 

その年間消費量(個人)といえばこんなもので


ドイツがその倍近くの9キログラムなのだそう。


「自分もよくチョコを食べていた時期があったけど、ピーク時は一体どのくらい食べていたんだろ」


うっ。知りたいようで知りたくない・・・

少し気になりました(笑)


ドイツはどのスーパー行ってもチョコだらけだから納得


ここからは、チョコレートの製造過程を学べるエリアに到着。



「これ何かな?」という大きな機械がたくさん。



ベルトコンベアに艶々のチョコ。

大人のわたしは興味津々。


ところが、子供はこの辺りで限界!?


「もう飽きた~」という次女でしたが


ほらほら、こっち行こうね。


何やら、人が並んでいるエリア

わたしたちも、並んでみると・・・


試食してみてね


ボタンを押すと

ベルトコンベアに乗ったチョコが

 

ポンッ!!

「いただきま〜す♡」


至る所でチョコのプレゼントがある博物館。


とろけるような甘くて美味しいチョコ

一口頬張ると、何だか幸せな気分になっちゃう。

 

そこから更に足を進めると

カカオの実の形の、チョコレートファウンテン♡


川の流れのようなチョコレートの液体が、くるくるとその周りを流れ続けています。


こちらでは、チョコレートがけしたウエハースを試食させていただきました。


ライン川を背景に夢のような眺め。


ずっとここに居たいけれど、どんどん進みます。

お次は上階のチョコレート工房へ。


何があるかといえば

 

チョコレート教室の開催や


製品販売


そうそう


よくリンツのチョコレートコーナーでみかける、写真のリンツおじさん(職人さん)いますよね?


こちらでは、チョコ作りの裏方を見ることのできる、リンツチョコのファンには堪らないエリア。


彼ら(彼女たち)の職人仕事を、ガラス越しに見学することができます。


因みにこちら、お好みのトッピングを伝えてカスタマイズしたチョコを作ってもらえるという、特注コーナーも(料金は別途必要)あったり。

世界に一つだけのリンツチョコ。

夢のような体験だけど、少し時間がかかるので今回は泣く泣くパスしました。


「わたしもオーダーしたかったなぁ」

なんて、ガラスの奥の色とりどりのチョコを眺めていたら・・・


ねぇ、あの水道って!?


おぉぉぉ!!!!

チョコが出てくる水道?

何と、夢に見るような蛇口がここに酔っ払い


「こんなのあるといいな」

子供の頃からの脳内妄想が現実に(笑)


 

この後は、チョコレートの歴史を学ぶことのできる展示コーナーへ。


チョコレートの起源は、アステカ文明やマヤ文明の栄えたメソアメリカ(現在のメキシコあたり)


紀元前3300年前後まで遡ります。


当時は、宗教儀式や薬、通貨などとして用いられました。


そして時代は大航海時代へ。


スペインを通じてヨーロッパの全土にチョコレートが広まっていきます。


当時は液体として飲用されていたチョコレートは甘味がありませんでしたが、この頃から砂糖を加えた甘い飲み物として広がりました。



そして、チョコレートを嗜好できる人たちは主に聖職者や貴族など富と権力を持つものたちでした。


このような豪華な陶器とともに貴族たち特権階級のシンボルとして用いられたのです。

貴族たちによって用いられた、チョコレート専用の器


マイセン、それともセーヴル?


素敵な器の展示が幾つもありましたが、残念ながら少し駆け足になってしまいました。


チョコレートといえば、現在でいう固形のチョコをマカロンやシャンパンと一緒にマリーアントワネットのような王侯貴族が嗜んでいたイメージがあったのだけど、当時は液体が一般的であったのです。


固形物となるのは、そのあとの19世紀半ばごろ。


チョコレートが好きと言いながらも、実は知らなかったその歴史。とても勉強になりました。


さぁ、館内も一巡し


もう少し見たい気もするけれど、出口へ。


帰り際にまたまたチョコをいただきました。


この後は併設されたチョコレート売り場へ


ケルンならではのお土産缶も気になるけど


こちらに来たら、やはりこちら。


「これください」とお好みを箱に詰めてもらう、オリジナルのチョコレートの詰め合わせ。


娘たちと三人で選んで、お持ち帰り。


因みに博物館にはリンツのカフェも併設されているのだけれども、午前中空いてたから帰り際に寄ろうと思ったら、満席で立ち寄りできず、泣く泣く帰りました。


カフェは博物館に入らなくても入店できるので、ケルンに遊びに来たついでにゆっくりチョコレートを楽しみたい方にもお勧めです。


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