家族にとって大切な日であった、9月のある日。
夫が薔薇を買って帰ってきてくれました。
平日夜のお祝い料理作り(といっても、家族のオーダーに応えただけの)でバタバタしていたところに、瑞々しいバラ。
やる気もアップ!!
さてさて
タイトルのとおり
春先からずっと、フランス史にはまっています。
といってもこのわたくし。
過去に何度か世界史を勉強し直したいと思うことはあっても、行動に移すことはありませんでした。
そのように初めて思ったのは
海外旅行の楽しさを知ったOL時代。
「世界史は捨てた」
(受験のためにすべきは日本史)
なんて
高校の頃よく言っていたけれど
この歳になると
役立たない学びなどない
と改めて思う!!
「オルフェウスの窓」は、ドイツ、オーストリア、ロシアを舞台に、世界大戦が始まる少し前を描いたお話でした。
その「オル窓」ロスになっていたところに出会ったのが
栄光のナポレオン〜エロイカ〜
ナポレンオン・ボナパルトの生涯を、史実とフィクションを織り交ぜて描いています。
エロイカとはイタリア語で英雄
ナポレオンといえば
戦場で3時間しか眠らなかった、あくまでもフランスの軍人のイメージしかなかったのだけど、
何といっても
この時代はヨーロッパの戦いの時代。
彼を知ることで、当時のフランスの敵国であったオーストリアやプロイセン(ドイツ)、イギリスを知ることになるという
会議は踊る、されど進まず
ウィーン会議。
因みに「ナポレオンの人物伝」が、単に戦いだけをテーマに扱っていたら、イマイチ興味も湧かなかっただろうけれど。
この話、本当に楽しかった
というのも
ナポレオンを取り巻く
魑魅魍魎のような側近たちや
今一番読みたい本。
私欲にまみれた兄弟姉妹たち
コルシカの小貴族として育ったボナパルト家の7人きょうだい
写真は中でも飛び抜けて美しかったといわれる妹ポーリーヌ
さらには敵国オーストリアのメッテルニヒ(宰相)
頭も良くてお金持ちで背も高くて、モテモテだったらしい。
スウェーデン王妃になった元カノなど、
ナポレオン個人の一生が興味深いのはもちろん、周りを取り巻く人物たちの人生も気になるばかり。
ナポレオンの婚約者であったデジレ
そして、そのなかでも一番惹かれたのが
ナポレオンの最初の妻
ジョゼフィーヌ
6歳年上の未亡人
そして、かなりの浮気性だったといわれる
ジョゼフィーヌ・ド・ボーアルネ
そんな彼女とナポレオンの結婚生活は、波乱があっても仲睦まじかったが、2人の間に子供を授かることはなく、ナポレオンは離婚を決意。
彼女は余生を、マルメゾン宮殿で送るのですが
離婚後の彼女が情熱を注いだことは
薔薇の収集
イギリス人の庭師を雇い、250種ものバラを育て
そのバラを植物画家に描かせて後世に残したり。
現在のフランスに
薔薇をもたらしたのが彼女
とされるぐらい
フランスのバラ史に名を残した人物なのだそう。
さて、お話を歴史の話に戻しますが
ナポレオン関連の気になる人物をWikipediaで調べると、そこにまた違う人物がでてきて、そこから・・・というように、興味を広げてゆくこともできます。
これ、あっという間に時間が経ってしまうので、寝る前にはお勧めできません(笑)
そんなわたしの今一番行きたい場所は
パリ
ナポレオンやジョゼフィーヌ個人の物語
そしてマルメゾン宮殿は、薔薇好きなら一度は訪れて見たい素敵な場所。
今とても気になっているところです。
フランス旅が実現したら、ブログに書きたいな