昨日は、ものづくりを通して大和紫(むーさん)の8年間の自分を振り返り、整理してみる、という、自己満足な個展を開きました。

思いがけずたくさんの方々にお越しいただき、レジンアクセサリーの体験もしてもらって、賑やかで楽しくて、幸せな時間を過ごすことが出来ました。


夫婦で参加してくださいました↓


お花やお菓子の差し入れも



昨日の個展の内容を、少し長文になりますが、個人的な記録として残しておきたいと思います。


むーさんの個展「モノゴコロ」

〜ものづくりを通して、自分のマインドの移り変わりを振り返ってみる〜




2012年の秋頃、ものづくりをみんなで一緒に楽しみたいという思いから色々と構想を重ねて、2013年の10月にワークショップを開きました。




楽しさを共感した時のワクワクした気持ちが、モノゴコロの始まりでした。
ちゃんとしなくちゃ、〜ねばならないという、固定観念ガチガチだった私は、分かち合うことよりも、人と比べたり、ジャッジしている自分のくせに気づき、人の多様性に驚いた時期でもありました。




ある人から「ものづくりが好きなら、それを仕事にすればいい。あなたなら出来る。」と勧められて、自分の役割や居場所を心の中で探していた私は、好きなことを仕事にしたい!とその気になりました。







コサージュをたくさんオーダーしていただきましたが、どこか自信のなさというか、本当に自分はこれがしたいことなのか?と、自分の心に疑問がわいてきました。




minneやcreemaのネット販売が流行り出してきたので、ピアスやブレスレットなどのアクセサリーなどを作って売るということにもチャレンジしました。



作っているうちに、「もの」への信頼ではなく、自分への信頼があるのかが気になってくる一方で、「稼ぎたい」ということにフォーカスしている自分に疑問がわいてきました。


彩くらぶって、なに?


一人一人の心の彩り、マインドにフォーカスすることが、彩くらぶの目的じゃなかったっけ?


自分の中の作品への「不安」を通して、自分の「ものづくり」に対する意識が変化してきました。



「一人一人の心の彩りを表現する場を提供する」のが、私の中の彩くらぶでしたので、ものづくりをしながらも、塗り絵のワークショップ(ぬりえカフェ)を奈良町で開いたり、色と香りを楽しむワークショップなども並行して行ってきました。


作ることを楽しんで欲しい!!

やってみたいなあ。それだけで、何か出来て、それが自信に繋がったらいいのでは?








ぶきっちょでもいいから、手芸しながらワイワイ楽しみたい!





簡単だと思って参加したけど、案外難しかった!

とか、

お裁縫は苦手だけれど、自分にも出来た!!

という、

参加者さんにも喜びや葛藤、ものづくりを通しての気づきがありました。

自分では言わなくてもいいかなと思っている簡単なことでも、初めての人や参加者さんに合わせて、わかるように丁寧に説明すること
の大切さ、ファシリテーションのコツを学んでいきました。



ものづくりのワークショップをするうちに、参加者さんの表情や態度から色々な気づきを得ることが出来てきました。





上手に作らなければいけない、ちゃんと、綺麗に、という作品の出来、不出来は、その人の心の中だけのもので、人に求めるものではないということ、

人の達成感や喜びに触れた時の自分の心がとても喜んでいることに気づきましたし、
失敗した〜と落ち込んでいる人の気持ちをアゲアゲにするのは、何となく自分では自然に出来ていたので、これ、私の役割かも!って何かを掴んだのでした。


⑥オートクチュールドール
(↑ドールが抜けていることに、今きづいた💦)


そして最近のワークショップで、私にとってのワークショップは、作り方を「教える場」ではなくて、参加者をその気にさせる「自分を活かす場」なのだと気づいたのでした。




皆さんの作品↓


長いこと自分の感性を表現出来ず、ふたをしてきた人にとっては、最初は苦痛だったかもしれないけど、時間をかけて取り組んだ結果の作品は、唯一無二、自分だけのものだということを実感して貰えたので、

参加者にとっても「自分を活かす」「自由に表現できる」場であってほしいと思います。


私にとってのモノゴコロは、
「ものづくり」→「場づくり」なのだということを、今回の個展を通して再認識させて頂きました。

今回をひとつの区切りとして、

ものづくりにこだわらす、色々なワークショップを通して、自己表現できる場を提供していきたいと思いますので、
今後ともよろしくお願いします口笛チョキ