ウディ・アレンの重罪と軽罪
「ボギー~」に引き続き、ウディ・アレン作品。
彼お得意のわかりやすいコメディーではなく、
"罪"、"神"といった重いテーマが入っている。
日本人はあまり意識しないところだが、アメリカ人、しかも敬虔なジューイッシュの家庭で育った主人公が"神"を意識するのは理解できる。
綺麗なんだかそうじゃないんだかよくわからないミア・フォロー。
今回の役どころでは、そんな微妙な雰囲気が合っていた。
「ローズマリ~」のようなホラー役じゃなければ好感が持てる。
もうひとりのヒロイン(?)として登場するアンジェリカ・ヒューストン。
今より若いが、あんな人にヒステリックになって迫られたら恐ろしい。。
手を出した主人公の趣味に呆れつつ、同情。
この作品の構成は、多少関連はするものの別々の2つのストーリーが進行し、最後のシーンでその2つのストーリーが交わる。
そこで2人の主人公が話し合う。結局は"神"はいないのかといった結論になり、ウディ演じる主人公の1人にはハッピーエンドはやって来ない。
ウディは自分を作中でピエロに仕立てつつ、自分が大好きなのかなぁと改めて思う。
見ていて飽きなかったが、共感できる部分の少なさから ★★
CRIMES AND MISDEMEANORS
1990 米 103分
監督: ウディ・アレン
製作: ロバート・グリーンハット
脚本: ウディ・アレン
撮影: スヴェン・ニクヴィスト
出演: ウディ・アレン、マーティン・ランドー、ミア・ファロー、アラン・アルダ、ジョアンナ・グリーソン、アンジェリカ・ヒューストン、ダリル・ハンナ