我が、母。3才の頃、小児ポリオにて片足が不自由になる。


それから、何度も何度も手術などをへて

今は


(お写真拝借しました)


このような、下肢装具 

と、いうものを着けて歩行ができるようにしています。



しかし、いかんせん、この装具

むっちゃ重たい。振り回したら武器になるほど。

(振り回さないよ)



で、母もだんだんと高齢に近付いてきたことや

その他諸々の事情で、この装具が億劫になってきました。


ただ、筋肉とゆうもんはよくできてるもんで

動かさなければ、動かさなかった分、

衰えが比例してやってきます。


筋肉の衰えは、脳や内臓の衰えに繋がり

病院に寝たきりになると一時的にも認知症があらわれることもある、と言われています。



動いてはほしいけど、無理はしないでほしい。



最近暖かくなってきたから、

少しずつ一緒に庭いじりをしたり、

野菜を植えてみたりしています。



と、同時に、これは私のエゴおぶエゴだけど

お母さんとふたりで旅行をしてみたいと思い


去年からどう伝えようか、と考えていました。



息子の育児から離れて、1度はやる気がなくなってしまい、身辺整理まで始めて

私の友人にまで形見分けとかし始め


父とは、気が済むまで見守ったろーって

見守り隊入隊してたんだけど



飽きた母はだんだん動き始めて


もう作らない!!と、宣言したお料理やお菓子作りに励み





家族3人には多すぎな食事量!泣き笑い


これは去年のマミーズメイド



だいぶ動くようになってきたけど、

やはり長距離歩くのは自信がない母は、


今はちょっと太ったから痩せないと補助具がつけられない

痩せたら出かけられる と、極端な食事制限を始めてみたり…



全くもって 動きたくない!!という気持ちだったら

なんにも干渉なんてしないんだけど


本当は動きたい、色々行きたい、

でも今のわたしじゃダメだから を


どう、母自身が納得して、自信をもてるか。

行きたいから手伝って!

協力して! を言ってもらえるかがミソだ


と、父と私はヒソヒソ、会議しまくりでした。



その会議の中で、出たいけど引きこもる母の欲を叶えるには、やはり車椅子がベストではないか

と結論が出た。


レンタルのお店から、役場でレンタルできる車椅子など、購入するならこの方法と調べて


いざ、やんわり相談してみると


まだ歩きたい!歩ける!

と意気込む母氏。



これも尊重したい事項。でも、物理的に厳しい。


歩きたいときに歩けて

休みながら移動できる車椅子を良さを伝えるって

本人の意思も尊重しながらって

どうしたらいいか


これはもう、なるようになるタイミングを待ち

逃してはいかんね なんて結論に至りました。


そしてそのタイミングがきたら、快適に過ごしてもらい、パッと手に入れられるようにしようと。




で、本日。英国フェアをしている大分の百貨店トキハにて、タイミングが訪れました。



トキハには、無料で借りることができる車椅子を常備されてます。


これに乗りたいとアプローチするのが

私のエゴ行動。笑


まずはそのまま、補助具で8階の催し場に向かい

英国フェアの品定めしながら、休憩しつつ

ブランチしつつ、


母、疲れてもう帰りたい とはじまる。



で、本当はもっとゆっくりしたいことも知っているし、でも問い詰めず


行きは、エスカレーターで上がったけど

帰りはエレベーターで下りました。


エレベーター乗り場付近には、車椅子が置かれてるからです。


でも勧めません。自発的に乗りたいと言ってもらえなけりゃダメなんで

見せるだけです。


そのまま、母の大好きなモロゾフカフェの前を通り、冷たいもんでも飲みたいと寄りました。



すごく疲れた様子と、残念な気持ちが入り交じってる顔をする母。


疲れたときは、甘いものが沁みるから

甘いものを食べようよと促し

一緒に食べていたら、本音がポロリ。


もっと動けたらな、見たかったな。


そして、今まで実は言えなかった私の本音も伝えた。


「実はね、歩く時に杖をつかない手はわたしの肩にのせて、バランスをとるでしょ?責めてるわけじゃないからね、でもね重くてね、実はずっと左右のバランスがカタカタになってるの。自分事ばかりごめんね。

短時間なら肩だって使ってもらいたいけど

もし、他の方法があってさ、

お母さんと旅行とかできたら、たのしいだろうなって思ってて。お母さんと旅行してみたいなぁ。」



と、話した。


難色しめしていた母が、

甘いものを食べたら元気が出てきて


車椅子だったら、もう少し見回れるかな?

実はお菓子作りの〇〇っていう道具が欲しいんだよね、(車椅子に乗るとヒロちゃんが)恥ずかしくないかな?


と、いうんで、タイミングキターーーー!


と、急いで近くの店員さんに車椅子を持ってきてほしいです!と伝えて


何かを察した店員さんも回りの他の売り場の方々を巻き込みながら、車椅子が早々到着!



車椅子に乗った瞬間、母、元気100パーセント



「車椅子の扱いは得意なんよーー」と、バック駐車のような動きから、ターンから決め込み



…わたし、拍子抜け泣き笑い



それから倍以上の時間を百貨店内で過ごして

楽しみ尽くしました。



帰りに、「車椅子、買いたいね」とついにこの一言を頂きまして


帰ってさっそく、車椅子購入の会議をひらく。


地星座山羊座の母、感覚敏感なんで、乗り心地よい車椅子を手に入れるために、まずはレンタルで乗り心地確かめながら、いちばん心地いい車椅子を買いましょー!と、会議無事閉幕昇天昇天昇天



帰りの車内で、行きたいとこはまず、長崎!

アンティークのアクセサリーのお店にもう一度行きたいし、あのお店のトルコライスもまた食べたい!


と、すでに行きたいとこも決まりまして



近々、行こうね、連れていくから任せなさい


と、約束までできました日本国旗





ちなみに、英国フェアはこのブルーチーズのパイとウインナーとマッシュポテト、むちゃ美味しかったですよだれ飛び出すハート




今回の、母のしたいことと、

私の貫きたいエゴをどう融合させるか

を考え動くか、に焦点をあててきたけど


結局、タイミングって大事

タイミングってすごく突然で、あっちゅーま


チャンスの神様は毛が三本で、それを掴むのは本当に一瞬な気がしました。



さて、近々行くであろう長崎旅が楽しみです目がハート