旧支所に行き、監視員を交代。

 

 

ここに置いてあるドライフラワーについて昨日何度か尋ねられたが、日本の植物ではないな~と思うだけで「分かりません」で済ませていたのだが、時間があるので、ネットで調べてみるとバンクシアというオーストラリアの植物らしい。某世界的アーティストと名前が似ているのは偶然か。

答えを用意したのに、そんな時に限って尋ねる人がいなかった。

ここで開かれた結婚式で飾りとして使われたようである。

 

今日は音楽ライブがメインなのでここは静かなものだが、お客さんがゼロになることはなく、断続的に観に来られる。

《メメント・モモ》は最初から見た方が良いので、10分くらい待つ場合は1階で待ってもらうよう誘導する。半分くらいの時は微妙だが、半分から見てもある程度伝わると思うので2階へ案内する。

 

 

地元の方と思われる数人のおじさんグループが様子見で来られて話をしていて、アートベース百島の柳さんが「問題を起こした」というフレーズが出たので「いや、あれは…」と説明しようとしたが、「天皇に対するものであっても、表現の自由はあるよのう」という話になったのでそのまま話を任せる。アートに縁遠そうな人にもちゃんと考えがあるのだなと、当たり前のことだろうが、思った。

 

ただ、表現の自由だからといって個人を傷つけるのは感心しない。

特定団体対策をしろという意味ではなく、直接的な表現は対立を煽ってしまう危険性があり、アーティストとしては安易であるとも思う。

例えば、海外ニュースで観るような個人の顔写真や国旗を燃やしたりするシーンはアートではなく、対立が深まるだけで相互理解にはつながらない。個人を作品に取り入れるならば、敬意は持つべきである。

 

 

4日よりお客さんが少ないので、カメラを持ってちょこちょこと撮影。入り口にアメリカフウロの小さな花が咲いていた。

山野草の撮影をする私はそれ用の眼になっているので、小さな花を目の端に捉えた。外来種だが、こういう花を見つけて撮影するのは楽しい。

 

 

なお、後から失敗に気づいたのだが、池内さんの作品は、入口の小さな窓から覗けるようになっていたのに、トークイベントの案内を貼ったため、穴が塞がれて見えなくなっていた。

途中で気づいて外したのだが、展示担当者は意識して場所を決めたはずだし、考えが及ばず申し訳ない。

 

つづく