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通勤途中にピンク色のサルスベリがあります。
道にはみ出ているので少し邪魔になっているのですが、花の頃はいかにも夏の花という華やか感じで、目を楽しませてくれます。

サルスベリはあまり巨木化しない樹種ですが、中には大きくなるものもいます。
という訳で、私の住んでいる呉市の天然記念物に指定されている「阿賀のサルスベリ」をご紹介します。

樹齢140年、樹高7m、幹周り1.3m

呉市阿賀地区の旧家の庭にあり、スギなどに比べるとやはり細いのですが、サルスベリとしては大きく、樹形も整ったきれいな木です。サルスベリで天然記念物の指定を受けているものはあまりないようです。

サルスベリは8月ごろから咲き始め、漢字で百日紅と書くことからも分かるように、約1ヶ月くらいと長い間咲き続けます。
木登り上手のサルが滑ってしまいそうなくらい滑らかな樹皮が特徴的で(だから猿滑り)、このような樹皮はツバキの仲間やリョウブなどに見られます。

写真を撮った時は曇り空でしたが、快晴の空の元でサルスベリの花を見上げると、元気を貰っているような気がします。