夏に山登りというと「暑い!」というのがイメージにあると思います。
よく山に行く私としては海の方が暑いと思うのですが、まぁそれはさておき、暑い時期の山登りの注意点を書き出していきたいと思います。

まず、学校で習ったと思いますが、標高が高いと気温が低くなります。
気象条件・地理的条件に左右されますが、目安として標高200m上がるごとに1℃気温が下がります。
つまり標高1000mの山は平地より5℃気温が低いことになります。
山の方が涼しいというのはこういう点から言っている訳です。
ただ、実感として、平地より涼しいと感じるのは1000mクラスに登ったときくらいからです。
日本アルプスや富士山などの標高になると、夏でも朝晩は寒いので防寒対策が必要となります。

装備的には帽子は必須。
通気性がよく、つばの広い麦わら帽子がベストですが、登山で麦わら帽子だと、格好を気にする人には辛いかもしれません(笑)
首の後ろや肩に受ける日差しは思った以上にきつく(山は紫外線が多いですし)、長時間受けるとそれだけで体力を奪われます。
タオルで直接首や肩を覆ったり、帽子からタオルを垂らしたりして直射日光を受けないようにします。これは思ったより効果的な暑さ対策です。

やはり大事なのは水ですが、熱中症予防の観点からは、塩分の入ったスポーツドリンクがベストです。
熱中症予防については別に記事をupしていますので参考にして下さい。
持って行く水の量は、歩く距離、勾配、途中の水場などの影響で変わりますが、夏場は最低1リットルは持って行って下さい。個人差があるので、回数を重ねながら調整して下さい。

水の飲み方ですが、のどが渇いたと思ったら、一口二口程度、口に含むくらいの感じで飲むとよいと思います。節水(笑)になりますし、不必要な水分の摂取を防ぎます。

また、思わぬ落とし穴が昼食です。
暑い時期は、食事を摂るときに多くの水分が必要ですが、持参した水が少ないときは、この先の行程を思って不安になると思います。
そこでお勧めなのが「梅干し」です!見るだけで唾液が出てご飯を食べやすくなりますし、疲れているときも、酸味があると食欲が出てきます。

登る山の選択も重要です。
基本的に木陰の多い山を選び、岩場や草原で木陰のない山は避けた方がよいでしょう。
涼しい標高の高い山はこの限りではありませんが、直射日光への対策は怠らないようにしましょう。

思いつくのはこんな感じですが、気づいたら追加していきたいと思います。