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湿原と訊いてイメージするところといえば、やはり「尾瀬」でしょう。
一度訪れたことがあるが、その規模はたいへん大きく、全国各地にある「~の尾瀬」とは比較にならない。

広島にも尾瀬ほどの大規模な湿原はありませんが、特徴的な湿原はあります。それが表題にある八幡湿原です。
八幡湿原は旧芸北町八幡地区にあり、ここは広島ではもっとも寒冷で、積雪量も最北の高野町を凌ぐ場所です。尾瀬ほどの大規模な湿原はないが、小規模な湿原が点在しています。

八幡湿原を代表する花はカキツバタであり、他の湿原によく見られる、よく似た姿のノハナショウブはここでは見ません。芸北町ではカキツバタを栽培・販売をしており、通常カキツバタの花期である5~6月だででなく、9~10月ごろにもカキツバタの花を見ることができます。

季節ごとの花は、それぞれの季節に紹介するとして、今日見てきた花は...

花期はだいたい終わっていましたが、カキツバタがまだ咲いていました。他に覚えている花を挙げると、クサレダマ、ビッチュウフウロウ、チダケサシ、コンフリー、コバギボウシ、スイレン、アサザ、ハンカイソウ、ユウスゲ(キスゲ)、ノリウツギ、カキラン、ミズチドリなどなど。

全部の写真をupすると何が何だか分からなくなるので、今回はカキツバタとユウスゲ(キスゲ)をupします。

カキツバタ、ノハナショウブ、アヤメを見分けられないという人がいるが、花びらの中央の筋が白ならカキツバタ、黄色ならノハナショウブ、アヤメは網目模様なので、見分けは容易。
ちなみに我が家の家紋はカキツバタが入っているのですが、私と相性が悪いのか、あまりいい写真を撮ったことがありません(^^;

ユウスゲ(キスゲ)はニッコウキスゲの仲間と言ったほうが分かりやすいと思います。ニッコウキスゲほどの大群落を作らず、湿原にひょこひょこっと点在しています。名前の通り、夕方が近くなると花びらを拡げます。午前中から開いている場合もあります。

湿原には季節ごとにいろいろな花が咲くので、少しずつ紹介してゆきますね。