しかし、空梅雨だと思いきや、災害を引き起こすほどの豪雨が降り注ぐ変な天気になりましたね。
この一ヶ月ほど、用事があったこともあるのですが、週末が雨の為、しばらく写真を撮っていません。
庭の花でも撮ろうかと思っても、強い雨に打たれて萎れてしまっていて写真になりません。
しかし、この雨の中でも真直ぐに成長し、大きなつぼみをつけた花がありました。
まだ咲いてはいないのですが、そんな姿が印象に残ったので、この花を紹介します。
この花は、オニユリ（鬼百合）です。
反り返った花びらが特徴的な朱色の花で、花びらにある黒い斑点も印象的です。
黒い斑点は、人によっては好き嫌いが分かれるかもしれませんが、朱色の花をより印象的にしてくれる役割があるように思えます。
背も高くなり、１ｍから１．５ｍくらい直立し、中にはもっと背の高いものもいるようです。
湿原や草原にはよく似たコオニユリ（小鬼百合）が咲きますが、オニユリの方が少し花が大きいのと、歯の付け根に黒味がかった紫色のむかごがある点で区別します。
オニユリは、珍しい花という訳ではないのですが、背が高いのと、見方によっては毒々しくも見える花をつけるので、田んぼの畦などにあるととても目立つ花です。
この花が咲き始めると、本格的に夏が始まると感じさせてくれる、夏を告げる百合と言えるかも知れません。