イメージ 1

この週末に鯉が窪湿原に行ってきました。
鯉が窪湿原は岡山県哲西町にあり、「西の尾瀬」と呼ばれる比較的大きな湿原です。
「尾瀬」をイメージして訪れて「がっかり」する人が多いようなのですが(^^;、近県ではこれだけ大きな湿原はなく、花を調べてから興味を持って訪れるとおもしろい場所なのです。

6月の湿原といえば、是非会いたいのはノハナショウブとハンカイソウ。残念ながら今年は開花が遅れ気味でノハナショウブは咲いていなかったので、今日はハンカイソウを紹介します。

中国漢代の武将はんかい(←表示出来ない文字です)のように勇壮な姿と形容された大きな花です。
メタカラコウの仲間でもっとも大きな花で、湿原に生息し、深い切れ込みの大きな葉っぱが特徴的です。花を付けていなくても容易にハンカイソウだと特定できまるほどです。

花は黄色ですが、黄色というより山吹色で、緑に包まれる湿原の中で一際大きな存在感を示します。
単体で咲いている場合もありますが、小規模な群落を作っていることが多く、一株だけでも存在感が大きいのに、団体で咲いているとさらに強い印象を与えてくれます。

ただ、個人的には、咲き始めの鮮やかな山吹色がとても好きです。