法事の後、ホテルの喫茶店で談笑し、その後デパートなどに寄って帰る時になって、父がバックを紛失したことに気づきました。
うちの家族だけでないので、うちの車以外にも乗ったりしたので、バックはうちの車にあると思っていたようです。
心当たりには電話したり実際に探しに行ったりしましたが見つかりません。おそらくホテルの喫茶店に置き忘れ、誰かによって盗まれたのでしょう。
バックの中には現金、免許証、健康保険証、キャッシュカード、家の鍵などが入っていました。

現金は盗られても仕方ないにしても、一番困るのが健康保険証。
免許証は顔写真がついているから悪用されにくいけれど、健康保険証は顔写真がない上に、これでお金を借りられると言うから厄介なのです。

まず、警察に紛失届を出します。戻ってこないにしても、この日に紛失したのだという証拠になります。
キャッシュカードは、悪いことに、暗証番号を生年月日関係にしているのでヤバイかも...でも、ちょっとひねってある番号のようで、運が良ければ大丈夫かも。

帰ってからインターネットで調べると、全国信用情報センター連合会というところで「本人申告コメント情報」を登録する方法がありました。
これに登録しておくと、金融会社が与信(その人にいくらまで貸せるかの信用)を審査するときに、紛失の事実が照会され、盗んだ犯人や悪意の第三者による利用を防止できるようです。加盟しているところだけというのが少し心配ですが、やらないよりマシです。
緊急を要するので電話だけで仮登録され、15日間有効とのことです。その間に書面による申請で本登録され、5年間登録されるそうです。

次にある消費者金融に電話をして、健康保険証だけでお金が借りられるか確認しました。
それによると、働いているのなら、会社に本人が在籍しているかの確認をするとのことだったので、会社に「そういう問い合わせがあったら、紛失したことを伝えて貰う」ことにしました。
全国信用情報センター連合会のことも説明してくれたので、対応は良かったです。

どのみちお金を借りられても、本人ではないので『契約は無効』になるのですが、悪質な業者で借りられると面倒になります。その場合でも毅然と1円たりとも払わないことが肝心です。払ってしまうと「追認」と言って契約を認めたことになってしまいます。

次に銀行から預金通帳で全額引き出し、暗証番号を変更します。

次に社会保険事務所に紛失届を出します。

次に家の鍵を変えました。

取り敢えず出来ることは全部やりました。
でもやっぱり心配なのは健康保険証!病院で使われても分からないんですよ、これが!

社会保険庁さん。保険料を使って贅沢したり、無駄なものを作ったりしている暇があったら、悪用されないシステムを早急に作ってください!