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久しぶりに日があるうちに帰宅した。
現場も事務処理もしなくてはならないことは残っているが、今日片付けないとマズイものはないので早々に帰宅する。風呂上りのビールがうまかった!

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さて、花は終わってしまったが、会社の花壇にスズランが植えてある。
特に手入れをしているわけではないのに毎年たくさんの花をつけて目を楽しませてくれる。

スズランは日本人によく親しまれている花のひとつであるが、花壇や庭に植えてあるのはドイツスズランといって、日本のスズランより香りが強い品種だ。

日本産のスズランは、大きな葉っぱの影に隠れるようにひっそりと咲く。
可憐な姿に似合わず、毒草であり、動物に食べられないので時々群落を形成している場所がある。
しかし、好まれる花だけに盗掘の被害に遭ってしまい、自生地は多いとはいえない。

広島県はスズランの自生地の西端にあたり、正確には甲山町の男鹿山が西限となる。
この男鹿山の自生地は「檻」で囲まれており、盗掘できないようにしてある。「ここまですることはないだろうに」とは思うが、それだけ盗掘する人間がいるというわけだ。

ここのスズランは、囚われのお姫様といった感じである。
”盗賊”から守られているのであるが、自由を奪われたようでかわいそうな気がする。

貼付した写真は道後山の近くにあるクロカンパークで撮影したもの。
ここはちゃんと保護してあるので、広い群落となっている。
ドイツスズランより香りは弱いが、甘い香りが漂っていた。